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2016.11.25 F1 - フォーミュラ・ワン世界選手権 最終戦 アブダビGP アブダビGP 1日目フリー走行

アブダビGP 1日目フリー走行

ヤス・マリーナ・サーキット、11月25日(金)

「いいスタートを切る」

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#ThankYouJenson

本日はアブダビのヤス・マリーナ・サーキットでフリー走行が行われ、忙しい一日となりました。午後のオープニングセッションでは、来年のマシンのために冬場に使用するデータを収集し、相関を取ることに時間を費やしました。一方、予選とレースのコンディションにより近い夜のセッションでは、マシンのバランス確認や、タイヤの摩耗シミュレーションモデルの評価を実施しました。

FP2終了時には、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンがそれぞれ11番手および12番手となり、両ドライバーとも日曜日の決勝で入賞を目指してプッシュできるいい位置につけています。

フェルナンド・アロンソ MP4-31-04

FP1 1分46.379秒(トップとの差 +3.510秒) 21周 18番手
FP2 1分42.366秒(トップとの差 +1.505秒) 33周 11番手

「我々はチームとして、来年に向けてコース上でテストを行うチャンスをできるだけ生かす必要があります。来年のマシンに適用できる構成や哲学について、できる限り理解しなければなりません。今日は、自分たちの理解を大いに深めることができた一日でした。特にFP1は、予選やレースとはコンディションが異なるため、少しの実験を行うには理にかなった選択でした。

FP2は、日曜日のレースで体験するコンディションとよく似た状況で各種タイヤについて学ぶ唯一のチャンスでした。決勝は夜に開催されますし、路面温度はさらに低くなります。

今日は、土日に向けて前向きなスタートを切ることができました。この勢いをレースまで維持できることを祈りましょう」


ジェンソン・バトン MP4-31-03

FP1 1分47.127秒(トップとの差 +4.258秒) 10周 20番手
FP2 1分42.823秒(トップとの差 +1.962秒) 24周 12番手

「今日は(私がワールドチャンピオンとなった)2009年の旧デザインを施したヘルメットを着用しましたが、とてもいい気分でした。色がすばらしいのですが、それをかぶっていたときの数々の思い出はもっといいものです。

今日は、我々にとってすばらしい一日ではありませんでした。FP1の比較的序盤に走行を止めなければならず、そのあと、FP2の前にパワーユニットを交換することを選択しました。FP2では、セッション開始から30分後にコース上に出ました。少し難しい一日だったかもしれませんが、今日の走行を終えるまでに有効な内容を学ぶことができたと思います。

ここでドライブするのは楽しいですし、我々のレースペースはここ数戦よりも力強いものになると思っています。明日の予選までに、すべてのものを力強くまとめ上げる必要があります。

我々にとってどんな週末になろうとも、私自身はできる限りいい週末にしたいと思っています。それは、今回が私にとって最後のレースだから、という理由だけではありません。明日、より力強いパフォーマンスを披露できるよう願っています」


エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「FP1ではジェンソンのマシンのERSデータが異常を検知したため、問題を調査するためにセッションの途中でマシンを止めることを選択しました。そのあと、予防策としてセッションの合間にパワーユニットを交換することにしたものの、(取り外したパワーユニットの)どのコンポーネントにも決定的な問題はありませんでした。それでもメカニックがFP2に向けてマシンを準備するというすばらしい仕事をしてくれたおかげで、ジェンソンの走行プランにはほとんど影響はありませんでした。

マシンのペースについては、そこそこ満足しています。ただ、タイヤの摩耗に関する一部の潜在的な問題に対してよりいい感触をつかむには、データをもう少し掘り下げて確認する必要があります。今日のセッションは日中と夜間に行われたため、その結果をもとに確固たる結論を出すのは常に難しいものでした。土日をどうやって乗りきるのがベストなのかをさらに理解した上で明日を迎えるために、我々は夜遅くまでデータを精査することになるでしょう」


長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「アブダビでのフリー走行初日は、高温で太陽が高く昇っているFP1のセッションでフェルナンドとジェンソンのマシンで主に空力テストやマシンのバランス確認を行い、日が落ちる夕方のFP2でレースを見据えたロングランを行う計画でした。フェルナンドは両セッションともに順調にラップを重ねましたが、ジェンソンはFP1の後半30分を残した時点で、ERSの水圧データの異常を検知したため、マシンをガレージに戻してチェックを行いました。ハードウェアの問題は確認できなかったものの、大事をとって夜間に予定していたエンジン交換を前倒しして、FP2を走ることを選択しました。

メカニックの素早い交換作業と、フェルナンドが確実なデータ取りとマシンのセットアップを行ってくれたおかげで、FP2でのロングランでは両者のマシンバランスをいい方向に持って行くことに成功し、11番手、12番手でセッションを終了しました。今夜の作業はまだ残っていますが、明日の予選に向けてまずまずの結果となりました」

フリー走行1

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
144ルイス・ハミルトン Mercedes1'42.869
26ニコ・ロズベルグMercedes+0.374
333マックス・フェルスタッペン Red Bull+0.428
43ダニエル・リカルド Red Bull+0.493
55セバスチャン・ベッテル Ferrari+1.136
611セルジオ・ペレス Force India+1.286
77キミ・ライコネン Ferrari+1.687
855カルロス・サインツ Toro Rosso+1.816
919フェリペ・マッサ Williams+2.170
109マーカス・エリクソン Sauber+2.299
1134アルフォンソ・セリスForce India+2.607
128ロマン・グロージャン Haas+2.731
1312フェリペ・ナスルSauber+2.909
1421エステバン・グティエレスHaas+3.056
1577バルテッリ・ボッタス Williams+3.071
1630ジョリオン・パーマー Renault+3.350
1720ケビン・マグヌッセン Renault+3.503
1814フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+3.510
1994パスカル・ウェーレイン Manor+3.589
2022ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+4.258
2142ジョーダン・キングManor+4.689
2226ダニール・クビアト Toro Rosso+19.120

フリー走行2

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
144ルイス・ハミルトン Mercedes1'40.861
26ニコ・ロズベルグMercedes+0.079
35セバスチャン・ベッテル Ferrari+0.269
433マックス・フェルスタッペン Red Bull+0.528
53ダニエル・リカルド Red Bull+0.529
67キミ・ライコネン Ferrari+0.603
777バルテッリ・ボッタス Williams+1.098
811セルジオ・ペレス Force India+1.180
927ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+1.403
1019フェリペ・マッサ Williams+1.407
1114フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.505
1222ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+1.962
1321エステバン・グティエレスHaas+2.151
148ロマン・グロージャン Haas+2.247
1530ジョリオン・パーマー Renault+2.411
1631エステバン・オコン Manor+2.739
1794パスカル・ウェーレイン Manor+2.893
1812フェリペ・ナスルSauber+3.042
199マーカス・エリクソン Sauber+3.184
2020ケビン・マグヌッセン Renault+3.256
2155カルロス・サインツ Toro Rosso+3.617
2226ダニール・クビアト Toro Rosso+5.087

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

McLaren-Honda 「MP4-31」