2016.09.17 F1 - フォーミュラ・ワン世界選手権 第15戦 シンガポールGP シンガポールGP 予選

シンガポールGP 予選

マリーナ・ベイ・サーキット、9月17日(土)

「2台そろっての入賞が明日の目標です」

#SingaporeGP
#McLarenLIVE

フリー走行では3回とも難しいセッションを強いられたものの、McLaren-Hondaのエンジニアたちが一丸となって努力した結果、チームの運が好転し、フェルナンド・アロンソは明日のシンガポールGPに向けて予選9番手のポジションを獲得しました。

一方、ジェンソン・バトンもMP4-31のグリップとバランスが改善したことで、トップ10圏内のポジションを獲得すると見られていたものの、Q2の最終アタックラップで壁と接触。リア左側のタイヤがパンクするという不運に見舞われました。明日は13番手からスタートします。

フェルナンド・アロンソ MP4-31-04

FP3 12番手 1分46.164秒(トップとの差 +1.812秒) 13周
Q1 9番手 1分45.373秒(オプションタイヤ)  
Q2 8番手 1分44.653秒(オプションタイヤ)  
Q3 9番手 1分44.553秒(オプションタイヤ)  

「今はひとまずうれしく思っています。予選でQ3に進出することが最初の目標でしたが、次の目標はレースで競争力のある走りをすることです。ただ、我々のペースは今日もまだそれほどよくありませんでしたし、少し苦労しました。実際、今週末はいいペースをなかなかつかめずにいます。

それでも明日に向けて改善できればと思っています。レースでは戦略がカギとなるでしょう。我々にとって状況が少し好転することを願っています。特に好スタートを切り、1コーナーの進入時にアタックを仕掛け、1周目の最後にいい位置につけることができた場合には、好転するのではと期待しています。

ダメージをどれだけ抑えられるかが重要になるかもしれません。明日なにができるのか見てみましょう」


ジェンソン・バトン MP4-31-03

FP3 16番手 1分47.277秒(トップとの差 +2.925秒) 16周
Q1 6番手 1分45.262秒(オプションタイヤ)  
Q2 13番手 1分45.144秒(オプションタイヤ)  

「予選前までは、本当に厳しい状況が続いていました。ただ、マシンにいくつか変更を施したことで、今夜はとてもいい感触を得られました。一部のセットアップを微調整したことで自信が持てるようになり、予選ではマシンの実力を最大限に引き出すことができました。

Q2の最後のラップでは、14コーナーの出口でコースの外側に少しそれてしまい、壁と軽く接触しました。その衝撃でリア左側のホイールが破損し、タイヤがパンクしました。これは私のミスです。

Q3への進出は現実的なものでした。タイヤがパンクするまでは、Q2の最終ラップはフェルナンドのラップとほぼ同等のタイムでした。

我々のロングランのペースはあまりよくないので、難しいレースになる可能性はあります。ただ、セーフティカーが導入されて、少し動きが出るタイミングが恐らくあるでしょうし、どんなことも起こり得ます」


エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「問題が発生した昨日のフリー走行を考えると、今日の予選ではうまくばん回することができました。両マシンともそこそこのグリップを得ることができ、ハンドリングバランスが改善しました。エンジニアたちは昨夜から今朝にかけて冷静にそれを実現してくれましたが、そのことに対して『よくやった』と言わせてください。

ジェンソンは14コーナーの出口で壁と軽く接触したあと、タイヤがパンクするという不運に見舞われ、Q3に進出することができませんでした。

一方、フェルナンドは順調にQ3まで進出し、最速で効率のいいラップをまとめ上げた結果、9番手のポジションを獲得しました。

明日の決勝では、両ドライバーともクリーンサイドのグリッドからスタートするので、それによって少しメリットを得るでしょう。そして、いつも長く難しい展開となるナイトレースにおいて、経験豊富な2人がワールドチャンピオンシップポイントを獲得するために全力を尽くしてくれることは間違いありません」


長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「金曜日と土曜日のフリー走行では、両ドライバーがマシン全体のグリップ不足にずっと悩まされていましたが、予選ではバランスがうまく見い出せたため、再びフェルナンドがQ3に進出し、少し安心しました。

ジェンソンは残念ながらQ2でのアタックラップをうまくまとめることができず、壁との接触もありタイムを伸ばすことができませんでした。ただ、Q1ではマシンのポテンシャルと速さを披露できたと思います。

なによりも、両ドライバーのここ一番でのすばらしい走りが、本日の予選結果につながったと思います」

フリー走行3

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
16ニコ・ロズベルグMercedes1'44.352
233マックス・フェルスタッペン Red Bull+0.059
37キミ・ライコネン Ferrari+0.508
43ダニエル・リカルド Red Bull+0.551
55セバスチャン・ベッテル Ferrari+0.752
627ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+0.964
726ダニール・クビアト Toro Rosso+1.151
844ルイス・ハミルトン Mercedes+1.454
955カルロス・サインツ Toro Rosso+1.527
1077バルテッリ・ボッタス Williams+1.595
1111セルジオ・ペレス Force India+1.760
1214フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.812
1321エステバン・グティエレスHaas+1.964
1419フェリペ・マッサ Williams+2.177
1520ケビン・マグヌッセン Renault+2.764
1622ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+2.925
1712フェリペ・ナスルSauber+2.941
188ロマン・グロージャン Haas+3.059
199マーカス・エリクソン Sauber+3.604
2030ジョリオン・パーマー Renault+4.337
2194パスカル・ウェーレイン Manor+4.849
2231エステバン・オコン Manor+5.213

予選リザルト

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム
16ニコ・ロズベルグMercedes1'42.584
23ダニエル・リカルド Red Bull1'43.115
344ルイス・ハミルトン Mercedes1'43.288
433マックス・フェルスタッペン Red Bull1'43.328
57キミ・ライコネン Ferrari1'43.540
655カルロス・サインツ Toro Rosso1'44.197
726ダニール・クビアト Toro Rosso1'44.469
827ニコ・ヒュルケンベルグ Force India1'44.479
914フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda1'44.553
1011セルジオ・ペレス Force India1'44.582
以下Q2にて決定
1177バルテッリ・ボッタス Williams1'44.740
1219フェリペ・マッサ Williams1'44.991
1322ジェンソン・バトンMcLaren-Honda1'45.144
1421エステバン・グティエレスHaas1'45.593
158ロマン・グロージャン Haas1'45.723
169マーカス・エリクソン Sauber1'47.827
以下Q1にて決定
1720ケビン・マグヌッセン Renault1'46.825
1812フェリペ・ナスルSauber1'46.860
1930ジョリオン・パーマー Renault1'46.960
2094パスカル・ウェーレイン Manor1'47.667
2131エステバン・オコン Manor1'48.296
225セバスチャン・ベッテル Ferrari1'49.116

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン