2016.07.30 F1 - フォーミュラ・ワン世界選手権 第12戦 ドイツGP ドイツGP 予選

ドイツGP 予選

ホッケンハイムリンク、7月30日(土)

「明日はポイント獲得のチャンスあり」

#GermanGP
#McLarenLIVE

ジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソは、明日のドイツGPをそれぞれ12番手および14番手からスタートします。

バトンの目に異物が入った問題に対処するため、途中で走行を止めざるを得なくなった昨日のFP2。今朝のセッションでも、走行プログラムが短縮される結果となりました。FP3の途中でマシンの左側リアブレーキのアセンブリーに不具合が発生したため、予選前にオプションタイヤで走行し、理想的なバランスを見つけることができませんでした。それでも、バトンはQ1とQ2の両方でうまくばん回し、それぞれ10番手および12番手のタイムを記録しました。

アロンソはバトンよりもスムーズな走行を行い、Q1では14番手をマーク。Q2でもそのポジションを維持しました。

フェルナンド・アロンソ MP4-31-02

FP3 9番手 1分16.916秒(トップとの差 +1.178秒) 11周
Q1 14番手 1分16.338秒(オプションタイヤ)  
Q2 14番手 1分16.041秒(オプションタイヤ)
※カルロス・サインツ選手(Toro Rosso)が3グリッド降格ペナルティを受けるため、明日は13番手からスタート
 

「今日Q3に進出できなかったことは、少し残念です。14番手というポジションはあまりいい結果ではありませんが、我々はこのサーキットでは(前戦の)ブタペストほどの競争力がありません。

午後の予選では、トラフィックに引っかかったため、ラップをうまくまとめることができませんでした。それが、もう少し上のポジションを獲得できなかった理由です。また、ホッケンハイムの長いバックストレートや大きな加速ゾーンは、我々のマシンにはあまり適していません。

ポジティブな点は、我々には新品タイヤがたくさん残っていることです。それによって、スタートでは有利になりますし、戦略面ではもう少しクリエイティブになることもできます。

明日は厳しいレースになりますが、ポイント獲得のチャンスはあるので、いくつかポジションをばん回できればと思います」


ジェンソン・バトン MP4-31-03

FP3 19番手 1分18.093秒(トップとの差 +2.355秒) 6周
Q1 10番手 1分16.172秒(オプションタイヤ)  
Q2 12番手 1分15.909秒(オプションタイヤ)  

「今回は、私にとってかなり難しい週末です。マシンで走行する時間を失い、十分な準備ができませんでした。ここは走り込みをしていなければ、難しいサーキットです。

昨日はいくつか問題が発生しました。目に違和感があったため、早々にマシンから降りる結果となりました。そして今朝もいくつかトラブルが発生したため、FP3ではスーパーソフトタイヤを履いて走行するチャンスを失いました。従って、状況があまり分からないまま、予選に挑むことになりました。

それでも、12番手というのはまずまずの結果ですし、チームメートよりも前のポジションにつけるのは、常にうれしいものです。ただ、マシンのバランスに関しては、まだ満足できていません。たとえ今日の予選ですべてのことをまとめ上げ、Williamsに勝ったとしても、トップ10に入るのが困難であることは分かっていました。

明日の決勝でポイントを獲得できる可能性はあります。かなりおもしろいレースになるはずですし、スタートと戦略が重要になります。我々になにができるのかを見るのを楽しみにしています」


エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「我々は最近進化しているという兆しがあっただけに、午後の予選でいずれのドライバーもQ3に進出できなかったことは残念でした。ただ、タイムシートだけではなく、その先を見てみると、予選前にスムーズな走行ができなかったことは明らかです。ジェンソンは昨日の午後、近くの病院に行くことになりましたし、FP3ではブレーキコンポーネントのアセンブリーに不具合が発生したため、プログラムが思うように進みませんでした。

それでも、我々は明日のドイツGPに向けていいポジションにつけていますし、両マシンともタイヤ戦略が自由に選択できるというメリットがある中、スタートします。まだできることはたくさんありますし、両ドライバーがトップ10に入り、夏休み前に貴重なワールドチャンピオンシップポイントをいくつか獲得することを目標にします」


長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者

「ホッケンハイムリンクでの土曜日は、午前中のFP3からマシンのバランスやパワーユニットのモード設定などに苦戦しました。それでも予選に対してはパッケージ全体のポテンシャルを最大限に引き出せたと思いますが、ここではメルセデス勢の前へ行くことがてきず2台ともQ2敗退となってしまいました。

明日は、ジェンソンが12番手、フェルナンドが14番手スタートとなりますが、新品タイヤでスタートをきれるアドバンテージを活かし、レースマネージメントをしっかりと行い、少しでも順位を上げられるようチーム一丸となって努力します」

フリー走行3

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
16ニコ・ロズベルグMercedes1'15.738
244ルイス・ハミルトン Mercedes+0.057
33ダニエル・リカルド Red Bull+0.099
47キミ・ライコネン Ferrari+0.164
55セバスチャン・ベッテル Ferrari+0.366
633マックス・フェルスタッペン Red Bull+0.444
777バルテッリ・ボッタス Williams+0.662
819フェリペ・マッサ Williams+0.892
914フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.178
1027ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+1.234
1155カルロス・サインツ Toro Rosso+1.290
1211セルジオ・ペレス Force India+1.328
1321エステバン・グティエレスHaas+1.422
1426ダニール・クビアト Toro Rosso+1.489
1520ケビン・マグヌッセン Renault+1.613
1630ジョリオン・パーマー Renault+1.735
179マーカス・エリクソン Sauber+1.947
1812フェリペ・ナスルSauber+2.319
1922ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+2.355
2094パスカル・ウェーレイン Manor+2.532
2188リオ・ハリアントManor+2.534
228ロマン・グロージャン Haas+9.422

予選リザルト

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム
16ニコ・ロズベルグMercedes1'14.363
244ルイス・ハミルトン Mercedes1'14.470
33ダニエル・リカルド Red Bull1'14.726
433マックス・フェルスタッペン Red Bull1'14.834
57キミ・ライコネン Ferrari1'15.142
65セバスチャン・ベッテル Ferrari1'15.315
727ニコ・ヒュルケンベルグ Force India1'15.510
877バルテッリ・ボッタス Williams1'15.530
911セルジオ・ペレス Force India1'15.537
1019フェリペ・マッサ Williams1'15.615
以下Q2にて決定
1121エステバン・グティエレスHaas1'15.883
1222ジェンソン・バトンMcLaren-Honda1'15.909
1355カルロス・サインツ Toro Rosso1'15.989
1414フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda1'16.041
158ロマン・グロージャン Haas1'16.086
1630ジョリオン・パーマー Renault1'16.665
以下Q1にて決定
1720ケビン・マグヌッセン Renault1'16.716
1894パスカル・ウェーレイン Manor1'16.717
1926ダニール・クビアト Toro Rosso1'16.876
2088リオ・ハリアントManor1'16.977
2112フェリペ・ナスルSauber1'17.123
229マーカス・エリクソン Sauber1'17.238

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ