フェルナンド・アロンソ MP4-31-02

FP1	1分17.183秒(トップとの差 +1.666秒)	18周	7番手
FP2	1分17.225秒(トップとの差 +1.611秒)	21周	10番手

「ここでチームのメンバーと自分の誕生日を祝うことができて、よかったです。我々は年間200日を一緒に過ごすので、すばらしい気分でした。

これからは今週末のグランプリに集中し、マシンのスピードを少しでも改善する手助けをしなければなりません。競争力があるとすぐに感じたのは、FP2よりもFP1の方で、FP2ではパフォーマンスを少し失ってしまいました。変更したセットアップのうち、いくつかを元に戻して、明日に向けてマシンを改善する方法を見つける必要があるかもしれません。

今週末、McLaren-Hondaは現実的にならなければなりません。ほかのみんなよりも少し速い3チームがいて、その後ろは接戦です。もし我々が直接のライバルに勝とうとするなら、すべてのことをきちんと行う必要があります。ただ、(前戦の)ハンガリーに比べて、ここではそれが少し難しいようです。

それでも、日曜日の決勝ではポイント獲得を目指します」

ジェンソン・バトン MP4-31-03

FP1	1分17.612秒(トップとの差 +2.095秒)	15周	8番手
FP2	1分17.087秒(トップとの差 +1.473秒)	16周	8番手

「ピットレーンをまっすぐ走行していた際に、目になにかが入りました。目に引っ付いてはいなかったのですが、異物だったため、病院で洗い流してもらいました。異物が入ったことで目に傷ができたので、目薬をもらいましたが、大丈夫です。その異物がなにだったのかは分かりませんが、以前私自身が経験したように、カーボンの破片だったのかもしれません。

セッションはまずまずでした。マシンの感触は悪くなかったのですが、目の問題で早々にストップしなければなりませんでした。土日の目標は、トップ3チームの後ろにつけることです。」

エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「今日はそれほどスムーズな一日ではありませんでした。ジェンソンもフェルナンドもマシンの完ぺきなバランスを見つけることができず、小さなトラブルがいくつか発生したことで、両ガレージのプログラムの進行に影響が出ました。

それでも今日は、土日に前進するための、かなりいいベースラインができたと思います。今夜、データを精査し、明日の朝、すぐに全力で取り組めるようにします。

当然のことながら、ジェンソンが目の検査に行ったのは正しい判断でした。FP2の走行中に左目に違和感があるとの訴えがあり、ジェンソンは検査のためにサーキットのメディカルセンターを訪れました。その後、さらに詳しい検査のため近くの病院に搬送され、そこで医師に小さな異物を除去してもらいました」

長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「本日のフリー走行では、パワーユニット、車体のセットアップに両セッションで集中することができました。 ホッケンハイムリンクはHondaにとってはじめてのサーキットであり、フリー走行はデータの微調整でエンジニアが忙しく作業をしていましたが、大きなトラブルなく、ラップを重ねるごとに少しずつサーキットに適した感触に近づけることができたと思います。

FP2のセッション中には、ジェンソンが片目に違和感を感じたため、一度確認のために近くの病院にてメディカルチェックを行い、異物の除去を行うだけで済みました。
いつもながら、明日の予選に向けて今晩は忙しい夜となりそうですが、エンジニアの努力に期待しています」