2016.05.14 F1 - フォーミュラ・ワン世界選手権 第5戦 スペインGP スペインGP 予選

スペインGP 予選

バルセロナ・カタルニア・サーキット 5月14日(土)

「まだ道のりは長いものの、これはいいステップです」

#SpanishGP
#McLarenLIVE

フェルナンド・アロンソは、明日のスペインで開催される母国グランプリを10番グリッドからスタートします。また、ジェンソン・バトンは12番手からのスタートとなります。

本日のアロンソのポジションは、昨年初めにMcLaren-Hondaが再結成されて以来、チームにとって最もいい予選結果となりました。10番手という順位は祝杯をあげるほどの結果ではないものの、McLarenとHondaが上位グリッドを目指していく中で、着実な進歩を遂げつつあることの表れです。

明日の決勝に向けてのチームの目標は、両マシンがポイント圏内で完走することです。

フェルナンド・アロンソ MP4-31-04

FP3 10番手 1分24.555秒(トップとの差 +1.477秒) 13周
Q1 11番手 1分24.578秒(オプションタイヤ)  
Q2 10番手 1分24.192秒(オプションタイヤ)  
Q3 10番手 1分23.981秒(オプションタイヤ)  

「Q3をテレビで観戦しなかったのは久しぶりです!

実際に出走者として参加できてよかったですし、これは新生McLaren-Hondaにとって初のQ3進出です。ただ実際には、我々はQ3進出を数戦前に達成していてもおかしくない状況でした。

今となってはそのことは気にしていません。まずは今日の結果を喜んで、それから明日のレースに焦点を当て、この予選結果をどのようにワールドチャンピオンシップのポイントにつなげるのかを考えます。我々は今年初めてQ2で使用したタイヤを履いて明日の決勝をスタートするので、少し戦略を練る必要があります。(スタート時のタイヤを)自由に選択できないのは多少不利ですが、なんとかそのリカバリーをするつもりです。

それでも、明日は前進することを考えなければなりません。ここでそれをするには、スタートとピットストップが肝心です。つまり、明日はそれほどオーバーテイクが見られないと思います。なので、まずはスタートに集中し、それからタイヤをセーブしながら走る必要があります。ここではタイヤの摩耗が一つの要因となる可能性が高いのです。

まだ道のりは長いものの、これはいいステップです」


ジェンソン・バトン MP4-31-03

FP3 15番手 1分25.051秒(トップとの差 +1.973秒) 13周
Q1 12番手 1分24.583秒(オプションタイヤ)  
Q2 12番手 1分24.348秒(オプションタイヤ)  

「今日の予選結果は、McLaren-Hondaが長い間待ち望んできたものです。フェルナンドはいい走りをしましたし、彼には週末を通して速さがあります。午後の予選でQ3進出を果たしたことは、チームにとってすばらしい結果です。

Q3に進出することだけをチームの目標に掲げているわけではありませんが、我々は今日はいい仕事をしました。これで、みんなが笑顔になることを望んでいます。

ただ、私にとっては厳しい週末です。マシンのリアエンドが緩んでいるような感触があり、コーナーを走るときに最大限にプッシュできないという問題に悩まされています。ベストは尽くしましたが、あのハンドリング特性を抱えながらドライブするのは容易ではありません。

それでも私はその特性にそこそこうまく順応し、フェルナンドのラップタイムからはわずか0.15秒差でした。これは自分にとって今週末ベストのタイムです。

明日のレースでは、私は新品タイヤを装着してスタートするので、今日の予選結果にそれほどがっかりしているわけではありません」


エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「今日の予選は、我々とHondaが再びパートナーシップを組んで以来、24度目のセッションです。そして今日、初のQ3進出を果たしたことは、ずいぶん時間がかかったものの、うれしくあり、ホッとする結果でした。

フェルナンドが母国グランプリで10番グリッドを獲得したことは、当然のことながら地元のファンが喜ぶ結果ですが、実際、我々がうれしく思っているのは、自分たちが過去の低迷から未来の栄光に向かって、徐々にではあるものの着実な進化を遂げていることが証拠として表れていることです。以前にも言ったことですが、もう一度繰り返します。我々はまだ険しい旅の途中ですが、正しい方向に進んでいることは確かです。

また、今日のジェンソンは僅差でQ3進出を逃しましたが、彼も明日のレースでポイント圏内のポジションを目指して攻撃的で抜け目ない走りをみせるには、非常にいい位置につけています。

2週間前にはソチで、両マシンがポイント圏内で完走しました。明日、ここバルセロナでも同じパフォーマンスを披露することが我々の目標です」


長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「McLaren-Hondaとして初めてのQ3の進出ができ、今シーズンの一つの大事な目標を達成することができました。バトンはあと一歩のところでQ3に手が届きませんでしたが、明日の決勝はフェルナンドとは異なり、スタートタイヤの選択肢が増えることから、スタートでそれを活かしたいと思います。

昨日は両ドライバーともにグリップ不足に悩まされていましたが、エンジニアが夜中に行った努力によって、本日のセットアップが改善されたことがこの結果につながったと思います。このサーキットは追い抜きが難しいので、このスタートポジションを活かしながら、前を目指して2台の入賞を目指します」

フリー走行3

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
16ニコ・ロズベルグMercedes1'23.078
244ルイス・ハミルトン Mercedes+0.126
35セバスチャン・ベッテル Ferrari+0.147
433マックス・フェルスタッペン Red Bull+0.641
53ダニエル・リカルド Red Bull+0.738
67キミ・ライコネン Ferrari+1.032
777バルテッリ・ボッタス Williams+1.278
811セルジオ・ペレス Force India+1.394
926ダニール・クビアト Toro Rosso+1.475
1014フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.477
1127ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+1.507
1219フェリペ・マッサ Williams+1.543
1355カルロス・サインツ Toro Rosso+1.617
148ロマン・グロージャン Haas+1.903
1522ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+1.973
1620ケビン・マグヌッセン Renault+2.022
1721エステバン・グティエレスHaas+2.052
1830ジョリオン・パーマー Renault+2.298
1912フェリペ・ナスルSauber+2.305
209マーカス・エリクソン Sauber+2.323
2194パスカル・ウェーレイン Manor+3.019
2288リオ・ハリアントManor+3.173

予選リザルト

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム
144ルイス・ハミルトン Mercedes1'22.000
26ニコ・ロズベルグMercedes1'22.280
33ダニエル・リカルド Red Bull1'22.680
433マックス・フェルスタッペン Red Bull1'23.087
57キミ・ライコネン Ferrari1'23.113
65セバスチャン・ベッテル Ferrari1'23.334
777バルテッリ・ボッタス Williams1'23.522
855カルロス・サインツ Toro Rosso1'23.643
911セルジオ・ペレス Force India1'23.782
1014フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda1'23.981
以下Q2にて決定
1127ニコ・ヒュルケンベルグ Force India1'24.203
1222ジェンソン・バトンMcLaren-Honda1'24.348
1326ダニール・クビアト Toro Rosso1'24.445
148ロマン・グロージャン Haas1'24.480
1520ケビン・マグヌッセン Renault1'24.625
1621エステバン・グティエレスHaas1'24.778
以下Q1にて決定
1730ジョリオン・パーマー Renault1'24.903
1819フェリペ・マッサ Williams1'24.941
199マーカス・エリクソン Sauber1'25.202
2012フェリペ・ナスルSauber1'25.579
2194パスカル・ウェーレイン Manor1'25.745
2288リオ・ハリアントManor1'25.939

フェルナンド・アロンソ

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

フェルナンド・アロンソ