「この26日間、マシンをドライブできなくて本当に寂しかったです!」
#ChineseGP
#McLarenLIVE
本日のフリー走行は各チームの実力がはっきりしない一日となりました。午前中のセッションは、赤旗による中断が2回あり、そのうち1回はコース上に散らばった破片を片付けるのに長時間を要しました。午後のセッションでは、スーパーソフトタイヤが磨耗およびオーバーヒートしやすいことから、タイヤマネージメント面での確認に時間を費やす結果となりました。
両ドライバーともMP4-31のバランスには十分に満足していないため、ドライバビリティを改善したパッケージと、タイヤにやさしいマシンを用意することが明日に向けての目標です。
アロンソは、FP1終了後にFIA(国際自動車連盟)の医師による診断を再度受け、今週末に出走することを認められました。
フリー走行1
順位 | ゼッケン | ドライバー | チーム | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 6 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'38.037 |
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | +0.146 |
3 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | +0.628 |
4 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | +1.024 |
5 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | +1.118 |
6 | 26 | ダニール・クビアト | Red Bull | +1.588 |
7 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | +1.639 |
8 | 22 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | +1.937 |
9 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | +2.132 |
10 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | +2.195 |
11 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +2.310 |
12 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | +2.501 |
13 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Williams | +2.791 |
14 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +3.321 |
15 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | +3.356 |
16 | 88 | リオ・ハリアント | Manor | +3.577 |
17 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | +3.779 |
18 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Manor | +4.871 |
19 | 12 | フェリペ・ナスル | Sauber | +4.943 |
20 | 20 | ケビン・マグヌッセン | Renault | |
21 | 21 | エステバン・グティエレス | Haas | |
22 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams |
フリー走行2
順位 | ゼッケン | ドライバー | チーム | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1'36.896 |
2 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | +0.109 |
3 | 6 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | +0.237 |
4 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | +0.433 |
5 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | +1.247 |
6 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | +1.372 |
7 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | +1.631 |
8 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | +1.646 |
9 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +1.673 |
10 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Williams | +1.827 |
11 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | +1.832 |
12 | 22 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | +1.932 |
13 | 26 | ダニール・クビアト | Red Bull | +2.282 |
14 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | +2.318 |
15 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | +2.878 |
16 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +2.994 |
17 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Manor | +3.045 |
18 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | +3.083 |
19 | 88 | リオ・ハリアント | Manor | +3.654 |
20 | 12 | フェリペ・ナスル | Sauber | +4.170 |
21 | 21 | エステバン・グティエレス | Haas | +6.058 |
#14 フェルナンド・アロンソ MP4-31-02
「この26日間、マシンをドライブできなくて本当に寂しかったです!
今日はいい気分でした。肋骨の骨折が完治していないため、まだ少し痛みがありますが、それは当たり前のことです。ただ、この痛みは耐えられる程度です。
明日は雨の予報なので、今日はタイヤの実力を測ることが重要でした。日曜日の決勝前にドライタイヤをテストするには、今日が唯一のチャンスとなるかもしれません。
今日の結果には満足していますが、ドライコンディションにおける最適なバランスを見つける必要があります。我々のマシンにはトラクションとリアエンドのグリップ力が少し欠けているので、競争力を上げるにはいくつか変更を行う必要があります。
明日の予選がウェットコンディションとなった場合は、ベストを尽くします。ただ、我々は日曜日の決勝でのパフォーマンスに焦点を当てます」
#22 ジェンソン・バトン MP4-31-03
「今日はどのドライバーもタイヤの磨耗とオーバーヒートに少し悩まされていたと思います。タイヤの最小空気圧が非常に高いので、コース上では難しい状況でした。また、タイヤが比較的すぐにオーバーヒートするため、特にロングランでは管理が難しくなります。
マシンのセットアップに関しては、まだ改善の余地があります。ただ、我々の競争力は見た目よりも実際には少し高い可能性があると思っています。
明日の予選で雨が降って、順位が入れ替わるような混沌とした状況になるなら、ウェットコンディションは歓迎です。 もし明日ドライコンディションであれば、我々はトップ10圏内に近づけるでしょうし、Q3に進出できるかもしれません。もし混沌とした状況になったら、大きなミスをして悪い方向にいくこともあれば、幸運をつかんで非常にうまくいく可能性もあります。私としてはリスクを取って攻めに出たいと思っています!」
エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「今朝のFP1では赤旗が2回出て、十分に学ぶことができなかったため、必然的に午後のセッションに重点を置くことになりました。FP2では、多くの周回を重ねることができたものの、今日という一日に満足しているわけではありません。
ジェンソンもフェルナンドも、マシンのバランスには十分満足していないと話していますが、明日の最後のフリー走行および予選に向けたセットアップに関する方向性については、ある程度分かったつもりです。
午後の走行をみる限り、今週末はタイヤマネージメントがカギとなる可能性があります。我々はその問題にうまく対処できると感じており、興味深いながらも厳しいレースになることが予想される中国GPに向けて準備を進めます」
長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「本日のフリー走行は、タイヤに厳しいサーキットのため、特にロングラン走行においてマシンが不安定となり、結果として期待していたポジションで一日を終えることができませんでした。明日に向けて、タイヤのマネージメントを工夫して安定したパフォーマンスを目指します。
一方、明日は雨の予報ともなっており、天候の影響でさらに日曜日に向けたセットアップが難しくなりますが、チーム一丸となって準備したいと思います」