HONDA The Power of Dreams

第4戦スペインGPの初日午後のフリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは13番手、ルーベンス・バリチェロは14番手だった。

一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、佐藤琢磨が19番手、アンソニー・デビッドソンは20番手だった。

カタルニア・サーキットは、朝から雲ひとつない青空が広がった。午前10時の1回目のフリー走行開始時点で、気温24℃、路面温度31℃という絶好のコンディション。コース上には、綿毛が盛んに飛んでいる。このセッション、バトンは22周を走行して10番手。バリチェロは23周で18番手だった。

午後は、ハードとミディアムタイヤの比較を行い、午前中の2倍近い周回をこなした。バトンは39周を走って13番手。バリチェロは40周で14番手だった。

SA07は今回、空力パッケージを一新し、ギアボックスも最新型のものを投入した。午前のセッション終盤、ソフト寄りのミディアムスペックを履いたデビッドソンが、6番手タイムを叩き出した。一方の琢磨は、第2セクターでのタイムが伸びずに13番手。とはいえ両ドライバーとも順調に周回をこなし、アンソニー21周、琢磨22周だった。

午後のセッションでも、両ドライバーは大きなトラブルもなく周回を続ける。ただし路面温度が午前中に比べ10℃以上上がったせいか、ペースは若干伸び悩んだ。このセッション、佐藤は40周を走って19番手。デビッドソンは全22人中最多の49周をこなして、20番手だった。