■ジェンソン・バトン 3位
「僕自身そしてチームにとって、素晴らしいレースになったし、再び表彰台に立ててとても嬉しい。いまさら言うまでもなく、ここまでタフなシーズンだったし、このような結果を獲得するために、ものすごく頑張ってきたチームメンバーにトロフィーを見せることができて、すごく良い気持ちだよ。スタートは今ひとつで、ミハエル(シューマッハ)に抜かれてしまった。最初のスティント中は、ひょっとして彼を抜き返すことはできないかと心配したけれど、そのうち彼のペースが落ちてきたし、とにかくチャンスが来るまでプッシュし続けた。彼をオーバーテイクした後も、彼のピットストップの方が遅いと知っていたので、攻め続けたんだ。結局、チェッカーを受けるまで、彼を僕の後ろに抑えることができた。とにかく僕らにとって、すごく良いレースだったし、マシンを限界までプッシュできたので楽しかった。この結果がチーム、Honda、そしてミシュランにとって大きな力になると思うし、皆のサポートに感謝しているよ」
■佐藤琢磨 12位
「今日の結果はとても残念です。たくさんの燃料を積んで予選に臨んでいたので、レースでは良い結果を獲得できると思っていました。第1コーナーで小さな接触がありましたが、マシンには影響ありませんでした。普通全開で走る第3コーナーでフィジケラの後についていたところ、彼が何故かスロットルを戻したらしく、避けられず追突してしまいました。ノーズを交換しなくてはならなかったので、難しいレースになると分かっていましたが、最後まで頑張りました。チームがものすごく頑張ったおかげでマシンの挙動も良く、速くなっていただけにとても残念です。来週のハンガリーGPも前向きに頑張ります」
■ジル・ド・フェラン B・A・R
Hondaスポーティングディレクター
「ジェンソンの表彰台獲得を非常に嬉しく思っている。彼は良い走りでプッシュし続け、ミハエルを完璧なオーバーテイクで抜き、そのおかげで3位入賞を果たしてくれた。Hondaエンジンとミシュランタイヤのパフォーマンスは、レース中まったく問題無しだった。残念なことに、琢磨は1周目の渋滞の中、第3コーナーからの立ち上がりでフロントノーズを破損してしまい、ピットインしなくてはならず、大きく遅れ、ポイント獲得を困難にしてしまった。今回の結果でハンガリーGPの予選に向けて良い流れになったが、再びグリッドの上位で戦えることを期待している」
■中本修平 Honda
Racing Developmentエンジニアリング・ディレクター
「ジェンソン選手にはおめでとうと言いたいですね。スタートからチェッカーまで素晴らしい走りでしたし、1,000人を超えるHondaディーラーの応援団の前で、ミハエルに対する見事なオーバーテイクを見せてくれました。とにかく表彰台に値する素晴らしい頑張りだったと思います。琢磨選手はレース序盤にトラブルにあってしまいましたが、最後まで力強く走ってくれました。気持ちを切り替え、必ずや良い結果に結びつけてくれると思います」
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