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モータースポーツ > F1世界選手権 > 第11戦 イギリスGP プレビュー
レース
イギリス 第11戦 7月10日
イギリスGP
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グランプリ情報
Rd. Date
01 3/6 オーストラリアGP
02 3/20 マレーシアGP
03 4/3 バーレーンGP
04 4/24 サンマリノGP
05 5/8 スペインGP
06 5/22 モナコGP
07 5/29 ヨーロッパGP
08 6/12 カナダGP
09 6/19 アメリカGP
10 7/3 フランスGP
11 7/10 イギリスGP
12 7/24 ドイツGP
13 7/31 ハンガリーGP
14 8/21 トルコGP
15 9/4 イタリアGP
16 9/11 ベルギーGP
17 9/25 ブラジルGP
18 10/9 日本GP
19 10/16 中国GP
第7戦 ヨーロッパGP
第11戦 イギリスGP プレビュー
7月4日(月)

 前戦フランスGPを戦い終えたLucky Strike B・A・R Hondaチームは、英国ノーザンプトンシャー州のチームファクトリーに戻り、ホームGPとなる今週末のイギリスGPに向けて最後の準備に取りかかった。チームは同GPに向けてのテストを、舞台となるシルバーストーン・サーキットで6月に実施し、空力テストやタイヤ評価などを精力的にこなす傍ら、タイム的にも良い結果を出している。

 シーズン11戦目となるイギリスGPは、また今シーズン半ばに4回設定されている2連戦のうちの3回目でもある。前戦フランスGPでは、ジェンソン・バトンが4位入賞を果たしており、続くシルバーストーンに向けても期待は高まっている。

 ホームGPでは、いつも以上の好結果を出したいと願うのはどのチームでも同じである。シルバーストーン近くに本拠地を構えるB・A・R Honda、そしてイギリス人ドライバーのジェンソン・バトンにとってもそれは同じである。バトンと佐藤琢磨の2人は、先月行われたグッドウッドフェスティバルで大観衆の歓迎を受けた。チーム自体の人気も想像以上もので、イギリスGPの熱狂の前哨戦といった趣だった。

サーキット情報
前身は飛行場であったシルバーストーン・サーキットは、F1マシンの爆発的な走りを受け止めてくれる、数少ないグランプリコースの一つである。昨年の劇的な展開を思い出すまでもなく、ここが全19戦中もっとも重要なGPの一つであることは、間違いない。追い抜きの難しいコースレイアウトという批判はあるものの、ここを走るのは実にスリリングである。時速290kmで進入するベケッツコーナーは、今やこのサーキットでもっとも高速のコーナーとなった。逆にヴェイルからクラブへと抜けていく左コーナーはもっとも遅く、その速度は時速80km程度である。シルバーストーンはかつて交通アクセスが悪く、大渋滞を引き起こしてきたことを非難されてきた。しかし3年前に周辺道路が大改修されたことで、この問題にはほぼ完全にピリオドが打たれている。

コメント

ジェンソン・バトン
「シルバーストーンでの地元GPは、やはり僕にとっては特別なものだね。この国が大好きだし、ここを走ると帰ってきたという感じがする。去年は僕もチームも、ものすごい歓迎を受け、本当に印象深いグランプリになった。マニクールで良い結果が出せただけに、今週のレースも自然に力が入るよ。再び表彰台が獲得できたら、本当に言うことないね。シルバーストーンを走るのは大好きだし、6月のテストはかなりの手応えを感じることができた。大観衆のイギリスのファンの前を走るのは、何とも言い難い気持ちだ。特にメインストレート前の、ユニオンジャックの海を通過する時はね。ファクトリーのスタッフも皆応援に来てくれるだけに、一層気合いが入るよ。皆の前で、すごいレースを披露するつもりだ」

佐藤琢磨
「イギリスGPは僕らにとって、2つの意味でとても重要なレースです。まずここがチームのホームGPであること。そして僕個人としても、2つめの祖国でのGPと言えます。何しろジュニア・フォーミュラの時代から、ここで数多くのレースを戦い、たくさんの素晴らしい思い出がありますからね。天気だけは今一つですけれど、サーキットの雰囲気は最高です。高速コーナーやS字とのコンビネーションは、鈴鹿にも似て非常に難易度の高いコースです。低速の複合コーナーでは、先行するマシンにかなり近づくこともできますし、とにかく全てが走っていて楽しいサーキットです。ファンの応援も熱狂的だし、とにかく週末のレースが楽しみです」

ジル・ド・フェラン B・A・R Hondaスポーティングディレクター
「フランスで今季初入賞を果たし、その勢いを今週末のシルバーストーンでも持続したい。ここは高速コースであり、我々のマシンには合っているはずだ。今回特に新しいものは投入されないが、前戦から最新型のエンジンを搭載しており、前回のシルバーストーンテストで試した空力パッケージも期待できる。変わりやすい天候はここの名物だ。おかげでレース中のピットでは、非常に面白いショーとなったりする。ここはジェンソンの、そして我々のチームのホームGPだ。それだけにいつもよりプレッシャーもかかるが、地元ファンの大歓声を前に、一層頑張ろうという気持ちも湧いてくる。ファクトリーはすぐ近くだし、周辺にスタッフの多くが住んでいる。決勝レースは大勢が応援に駆けつけてくれるだろう」

中本修平 Honda Racing Developmentエンジニアリングディレクター
「マニクールで投入した最新スペックのエンジンは、期待通りの性能を発揮してくれました。この週末のレースでも、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるでしょう。Hondaからも大勢が応援に来てくれると思います。最高の結果を披露できるよう頑張ります」

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