イギリスGP初日午後のフリー走行で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンは11番手。佐藤琢磨はセッション後半に電気系のトラブルに見舞われたこともあり、19番手タイムだった。
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前日にロンドン中心部で起きた同時多発テロのために、一時は開催も危ぶまれたイギリスGP。しかし警備体制を強化することで、予定通り開催されることになった。
初日金曜日の朝、サーキット上空はまずまずの天候だったものの、その後次第に暗雲が広がり始めた。午前中はドライコンディションが保たれたものの、午後から雨が降る可能性も考慮し、各チームとも周回数は通常の初日より比較的多い。ラバーの乗っていない路面は滑りやすい状況だったが、B・A・R Honda勢はバトンが3番手、佐藤は8番手と、最初のフリー走行セッションを上位タイムで終え、順調なスタートを切った。
午後の2回目フリー走行は、イギリスらしいどんよりと垂れ込めた雲の下で始まった。気温は午前中とほぼ同じ18℃。路面温度も、25℃までしか上がらない。午前中のフリー走行に引き続き、2人ともセッション半ばまでは順調にマシンセットアップのための周回を続けた。しかし、佐藤はセッション後半になって電気系のトラブルに見舞われ、シフトチェンジができなくなり緊急ピットイン。セッション後半を走行することができず、初日午後の2回目フリー走行を19番手タイムで終えた。一方のバトンは、ロングランを中心に周回を重ね、28周を走行し11番手タイムだった。
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