水冷4ストロークDOHC直列2気筒エンジンは、内部部品を刷新し、さらなるハイパフォーマンスを追求。ピストン形状の変更による圧縮比の向上、バランサーシャフトの小径化、バルブスプリング荷重の最適化、シリンダー下端の切り欠き追加による徹底した低フリクション化、高強度な浸炭コンロッドの採用により、さらなる高回転・高出力化を可能とし、最高出力30kW[41PS]/最大トルク25N・m[2.5kgf・m]を達成した。
エンジン(イメージCG)
ピストン(イメージCG)
アルミシリンダースリーブ(イメージCG)
クラッチレバーの操作荷重軽減に貢献するアシスト機能と、シフトダウンに伴う急激なエンジンブレーキによる後輪ホッピングを軽減するスリッパー機能を備えたクラッチ機構である、アシストスリッパークラッチを新採用。これにより扱いやすさをさらに高め、より快適でスムーズな操作を実現している。
イメージCG(2017年モデル)
6速トランスミッションは、パワーをフルに活かすべくレシオ配分を最適化。これにより心昂ぶる加速フィールを実現している。またシフト操作を電気信号に変換し、燃料噴射タイミングや点火時期などをコントロールして、より迅速なシフトチェンジを実現するシフトアップ/ダウン対応クイックシフターをオプションで設定した。
スロットルグリップの開度を機械式ワイヤー構造ではなく電気信号を介して伝達するスロットルバイワイヤシステムを採用。スロットルグリップ操作に対してより緻密なスロットルバルブ制御を図ることにより、上質で安定感ある加速フィールを獲得している。
スロットルグリップの開度を機械式ワイヤー構造ではなく電気信号を介して伝達するスロットルバイワイヤシステムを採用。スロットルグリップ操作に対してより緻密なスロットルバルブ制御を図ることにより、上質で安定感ある加速フィールを獲得している。
電子制御のスロットルバイワイヤシステムを活かし、好みに合わせて選べる3つのライディングモードを設定。エンジンパフォーマンスの向上にともない各設定値の最適化を行っている。
〈Sport〉
オールラウンドにスポーツ走行が楽しめる標準モード
〈Sport +〉
レスポンス重視の力強い加速感を強調した走行モード
〈Comfort〉
タンデム時などに適した、乗り心地重視の走行モード
各モードへの切替えは、左ハンドルの「モードスイッチ」で操作。モードの切替えは走行中でもスロットルグリップを全閉にすることで可能。選択されたモードはメーターの液晶パネル右側に表示される。