ポールポジションはアンディ・ムハンマド・ファドリ(カワサキ)。ムクラダ・サラプーチ(A.P.Honda Racing Thailand)は、3番手でフロントローを獲得します。アーウィン・サンジャヤ(Astra Honda Racing Team)は4番手、ピヤワット・パテゥンヨット(A.P.Honda Racing Thailand)が6番手につけました。チームメートのタットチャコーン・ブアラシ(A.P.Honda Racing Thailand)が7番手、9番手にラッキー・ヘンドリアンシャー(Astra Honda Racing Team)、イルファン・アルディアンシャー(Astra Honda Racing Team)は11番手、12番手にセンシル・チャンドラセカラン(Idemitsu Honda Racing India)、ラジブ・セシュー(Idemitsu Honda Racing India)は18番グリッドからスタートします。

レース1でサラプーチは好スタートを切りますが、1コーナーでバランスを崩して少し遅れます。オープニングラップを制したのは、井吉亜衣稀(カワサキ)で、数珠繋ぎの大きな集団の中で激しくポジションが入れ替わります。サラプーチは2ラップ目には3番手に浮上して、ファドリのトップ争いに迫ります。3ラップ目にファドリが首位を奪い、2番手に井吉、3番手にサラプーチでトップ争いを繰り広げます。その後方では、4番手争いがブアラシ、ヘンドリアンシャー、サンジャヤ、パテゥンヨットのHonda勢の争いとなります。

トップ争いではサラプーチがコースアウトしますが、すぐに復帰してトップ争いへと追いつきます。6ラップ目にはトップに躍り出てレースをリード。4番手争いはブアラシが引っ張り、抜け出します。トップ争いはサラプーチとファドリ、井吉との激しい争いとなり、コーナー毎にトップが入れ替わります。最終ラップの1コーナーでサラプーチがトップを奪いスパートしますが、最終コーナーの攻防でファドリが抜け優勝。2位に井吉で、サラプーチは僅差の3位となりました。4位にブアラシが入りました。

レース2のオープニングラップでファドリが転倒してしまう波乱の展開となり、オープニングラップを制したのはブアラシでした。それを井吉が追い、レイ・ラツコレ(ヤマハ)らが追います。トップ争いは8台の集団となり、サラプーチは2ラップ目には3番手に浮上。3ラップ目には一気に首位を奪います。2番手にはヘンドリアンシャーが浮上します。3番手につけた井吉が5ラップ目には首位に浮上しますが、サラプーチが果敢に挑み激しいトップ争いを見せます。そこから井吉が逃げ、サラプーチはブアラシ、ヘンドリアンシャーとの2番手争いを繰り広げながらトップを追います。残り2ラップとなり、サラプーチは2番手争いを抜け出しトップに迫りますが、井吉が逃げ切り優勝。サラプーチは2位。3位にブアラシが入り表彰台に登りました。ヘンドリアンシャーは僅差の4位でチェッカーを受けました。