ROUND 01

カタールGP ロサイル・インターナショナル・サーキット 2017.03.23(木)-26(日)

開幕戦 カタールGP

8チーム15名のHondaライダーがMoto3クラスへ。フル参戦する日本人ライダーにも注目

Moto3クラスは、2年ぶりのタイトル奪還に挑みます。今シーズンは、8チーム15名が「Honda NSF250RW」で戦います。

昨年総合2位のエネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)はチームが代わり、心機一転のシーズンを迎えます。総合6位になりルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したホアン・ミル(Leopard Racing)、総合7位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)、さらにHondaにスイッチしたロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)など、チャンピオンを狙える強豪が名を連ねました。ウインターテストでもHonda勢は好調で、今年は開幕戦から優勝を目指します。

日本人ライダーは、昨年総合27位の鈴木竜生が、初めてグランプリに参戦するイタリアのチーム、SIC58 Squadra Corseから出場します。アジアタレントカップの初代チャンピオン(14年)でFIM レプソルインターナショナル選手権(CEV) Moto3ジュニア世界選手権で総合4位、ルーキーズカップで総合5位と記録を残している鳥羽海渡(Honda Team Asia)、同じく15年のアジアタレントカップチャンピオン、昨年ルーキーズカップでチャンピオンを獲得、CEV Moto3ジュニア世界選手権で総合6位の佐々木歩夢(SIC Racing Team)も出場します。3年目のシーズンを迎える鈴木と初出場の日本人選手2人の初表彰台、そして初優勝が期待されます。

コメント

エネア・バスティアニーニ(Moto3) 「ロサイルは得意なサーキットではありませんが、いつもいいレースをしてきました。今はまだ新しいクルーに慣れようとしているところです。ウインターテストではすべてのプランを終えることはできませんでしたが、まだいくつか試すための時間があります。決勝に向けて一歩前進できる自信もあります。昨年のレースでは5位でした。今年はもっと速く走って、トップグループの中で戦えることを願っています」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3) 「開幕戦なのでみんなモチベーションを上げてくると思います。バレンシアで転倒した影響で、テストが数日しかできず、まだベストのかたちにはなっていません。でも気持ちはポジティブです。カタールではいい週末になると思います。そしてチャンピオンシップに向けていいポイントも獲得できると思います。目標はいいレースをしてファンにいい走りを見てもらえることです」

鈴木竜生(Moto3) 「3年目のシーズンです。今年は念願のHonda NSF250RWに乗ることができて、とてもモチベーションが高いです。テストは、ヘレスもカタールもいい内容で終えることができました。正直、今年はいいレースができる自信があります。開幕戦は予選で3列目9番手以内を目標に、決勝でも自己ベストの10位を超えられるようにシングルフィニッシュを目指してがんばります」

佐々木歩夢(Moto3) 「ウインターテストの目標は、ヘレスではトップから1秒差以内、カタールではトップから0.5秒差以内でした。どちらも目標を達成することができたのでうれしいです。昨年、代役で出場したマレーシアGPは、ちょっと緊張しましたが、フル参戦となる今年はアジアタレントカップでカタールを走るような感じでリラックスできています。開幕戦の目標は表彰台獲得という高い目標を掲げて挑みます」

鳥羽海渡(Moto3) 「カタールテストは一日しか走れませんでしたが、いい方向で終われたと思います。2017年型のエンジンはすごくいいフィーリングでした。ヘレス、カタールと、ライダーとしてはいいステップを刻めたと思います。今年の目標は、転倒をなくして全戦でポイントを獲得すること。トップ10フィニッシュを目標に、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを狙って行きたいです」

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