round 14

September 16 2011 MotoGP Gran Premio de Aragon 第14戦 アラゴンGP
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ペドロサが初日トップタイム。ストーナー3番手、シモンチェリ4番手、ドヴィツィオーゾ5番手と続く

2011年9月16日(金)・1日目フリー走行  会場:モーターランド・アラゴン  天候:晴れ  気温:25℃
コースコンディション:ドライ

今年で2回目を迎えるアラゴンGPは快晴の中で開幕し、Honda勢は好調なスタートを切りました。昨年、2位となったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、周回を重ねるごとにタイムを短縮し、最終ラップにベストタイムをマークしました。

  • ダニ・ペドロサダニ・ペドロサ
  • ダニ・ペドロサダニ・ペドロサ
  • ケーシー・ストーナーケーシー・ストーナー
  • ケーシー・ストーナーケーシー・ストーナー
  • マルコ・シモンチェリマルコ・シモンチェリ
  • アンドレア・ドヴィツィオーゾアンドレア・ドヴィツィオーゾ
  • 青山博一青山博一

セッション終盤まではトップタイムをマークしていたケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)は、最終的に3番手。マルコ・シモンチェリ(Team San Carlo Honda Gresini)が4番手で続き、ここまでが1分50秒台をマーク。アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)は5番手に入りました。

トップタイムをマークしたペドロサは、バルセロナで行われたホームGP、第5戦カタルニアGPをケガで欠場していたため、バルセロナに近い今回のアラゴンGPでは、その雪辱を果たす意気込みにあふれています。地元ファンの声援の中で、初日から気合いの入った走りを見せました。今大会はチェコGP以来3戦ぶり今季2回目のPPの期待がかかります。

体調不良の影響で前戦のサンマリノGPを3位で終えたストーナーですが、今大会は好調なスタートを切りました。最終的に3番手のタイムとなりましたが、セッション開始からトップタイムを連発しました。この日は、路面のグリップが低いために、タイヤの消耗という課題を抱えていましたが、2日目の予選では、ペドロサとともに、今季9回目のPPに期待が膨らみます。

シモンチェリは、上位3台と同じ1分50秒台の好タイムをマークして4番手に入りました。この日は、他の選手同様に、タイヤの消耗に不安を抱えていましたが、路面のグリップが上がる2日目には、その不安も解消されることが予想されるだけに、6戦ぶりのフロントロー獲得と、今季2回目の表彰台が期待されるスタートとなりました。ドヴィツィオーゾも、同様の課題を抱える一日となりましたが、着実にタイムを上げて5番手につけ、2日目はフロントローを狙います。

第7戦オランダGPで痛めた背中がほぼ回復し、万全の体調で今大会を迎えた青山博一(Team San Carlo Honda Gresini)は、5番手タイムをマークしたドヴィツィオーゾから、1分51秒台に7台がひしめきあう中で10番手につけました。路面のグリップが上がらないため、チームメートのシモンチェリ同様に、タイヤの消耗に不安を抱えましたが、2日目のばん回に闘志を燃やしています。ホームGPに気合を入れているトニ・エリアス(LCR Honda MotoGP)は16番手。2日目のポジションアップを狙います。

この日は、電力不足のために停電となり、MotoGPクラスとMoto2クラスの2回目の走行がキャンセルとなりました。そのため、土曜日のフリー走行は、1時間15分に延長されて行われます。

Moto2クラスは、ホームGPに闘志を燃やすマルク・マルケス(Team CatalunyaCaixa Repsol)がトップタイム。以下、1秒差以内に14台が入るという接戦となり、高橋裕紀(Gresini Racing Moto2)は10番手、2戦連続の代役出場となる小山知良(Technomag-CIP)は32番手でした。

コメント

ダニ・ペドロサ(MotoGP 1番手)「午前中はトラックのフィーリングを確認しました。そして、いいスタートが切れました。マシンはよかったです。ただ、ソフトでは柔らかすぎると思いました。気温が高くなったらレースでは使えません。そのため、ミディアムコンパウンドを試しましたが、こちらは快適でした。午後のプラクティスはキャンセルとなりました。コンディションがパーフェクトでしたので、キャンセルになり残念でした。明日の朝のセッションが長くなりますが、同じコンディションで比較できないのが残念です。45分のセッションを2回走れれば、データを分析して次のプラクティスで必要な調整をすることができますからね。1時間15分のセッションではそれができません。でもこれは他の選手にとっても同じです。明日すべてうまくいくことを願っています」

ケーシー・ストーナー(MotoGP 3番手)「今朝は時間が足りませんでした。45分間だけの走行では、思ったほどのデータを得られませんでした。今日はタイヤの消耗がとても早かったです。ソフトタイヤで走ったら3、4周で終わってしまいました。そのため、セッション終盤に路面のグリップが上がるのを待っていました。でもあまり変わりませんでした。午後のセッションを楽しみにしていましたが、キャンセルになってしまいました。いつもなら大雨とかが原因なのですが、今日は、サーキットの停電が原因で、いつもと少し違っていました。今日キャンセルになった分、明日の走行時間が増えるので、長い一日となって大変だと思います。明日はできるだけいいセットアップを見つけることに集中したいです。幸い、ここ数日、天気は安定していますので、明日のセッションに集中したいです」

マルコ・シモンチェリ(MotoGP 4番手)「電力不足によるプラクティスセッションのキャンセルには驚きました。世界選手権としてはいいことではないですし、きちんと調べて、もう二度とこうしたことが起きないようにしてもらいたいです。今日はたった1時間走っただけですので、これといったコメントもないですし、結論も出せません。強いてコメントすれば、ブレーキングとコーナーリングスピードに少し問題がありましたが、悪くはなかったと思います。ただ、リアタイヤが数周で終わってしまいましたので、少しレースが心配です。また、燃費についてもよくしなければいけません。そうした問題がありましたので、午後のキャンセルは残念でした」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 5番手)「奇妙な一日でした。午前中のプラクティスではセットアップよりもタイヤに苦戦していました。路面があまりキレイではなかったので、たくさんスピンをしました。リアタイヤは、10周走ったら終わってしまいました。だから新しいタイヤを使わなければなりませんでした。明日は1時間15分のフリープラクティスがあります。セットアップの作業をするためには重要なセッションとなるだろうと思います。特にリアのグリップをよくして、スピンを減らさなければなりません。明日は路面コンディションがよくなると思います。今日はダニが速かったですが、ダニを除けば、ロレンソとはわずか0.3秒差です。明日のセッションにベストを尽くしたいです」

青山博一(MotoGP 10番手)「走り出しの感じとしては悪くありませんでした。しかし、普段あまり使っていないサーキットだからなのだと思いますが、今日はタイヤの消耗がすごく荒い感じでした。最後はハードを履いて走りました。明日もコンディションがどんどん変化していくと思いますので、その変化に合わせていきたいです。初日としては悪くありませんでしたが、ここからどう詰めていくのかが大事になりますので、明日はしっかりとセットアップしたいです」

トニ・エリアス(MotoGP 16番手)「アラゴンはすばらしいサーキットですが、とても難しいです。高低差に慣れるのに数周かかりました。でも楽しかったです。今日はリアタイヤの消耗に少し問題がありましたので、ハードタイヤに変えなければなりませんでした。タイヤの消耗が早いので、レースではハードを選択することになると思います。今日は路面コンディションがあまりよくなかったです。午後にやりたいことがたくさんありましたが、停電のために、明日に持ち越してしまいました」

マルク・マルケス(Moto2 1番手)「今日は走り出しから快適で、すべて順調でした。このサーキットは好きです。明日はみんなもよくなると思いますので、最初からトップにいられるのはいいことです。このレベルをキープしてがんばりたいです。明日は何カ所か改善したいところがあります。2回目のフリープラクティスがキャンセルになり、セットアップする時間がなくなりましたが、今日はとてもいいスタートが切れました」

高橋裕紀(Moto2 10番手)「先週のバレンシアテストとフィーリングは同じで、セットアップの方向性も同じだということを今日は確認できました。午後に向けて、やってみたいことがありましたが、明日に持ち越しになってしまいました。もう少し走ってみたかったですが、明日の走行を楽しみにしています。今日は、旋回性はよかったのですが、もう少し、自分が曲げたいところで旋回するようにしたかったです。昨年に比べてコースのコンディションは悪くはありませんでした。グリップも悪くなかったですし、明日はもっとタイムを上げられると思います」

小山知良(Moto2 32番手)「先週のスペイン選手権は、タイヤがミシュランでしたので、今日はダンロップのフィーリングに慣れることに集中しました。他の選手は2本のタイヤを使っていましたが、僕は1本で最後まで走りきりました。午後の走行がキャンセルになるのならば、もう1本使ってタイヤを出しておけばと思いましたが、明日、余計に1本使えることを考えれば、その方がいいと思いました。アラゴンは今年のスペイン選手権で走っていますが、そのときよりも今日は0.2秒くらい速かったです。明日はきっちりとセットアップしてタイムを出したいです」

1日目フリー走行

MotoGP

順位 No. ライダー マシン タイム/差
126ダニ・ペドロサHonda1:50.281
21J.ロレンソヤマハ+0.449
327ケーシー・ストーナーHonda+0.525
458マルコ・シモンチェリHonda+0.612
54アンドレア・ドヴィツィオーゾHonda+0.810
614R.デ・ピュニエドゥカティ+1.095
769N.ヘイデンドゥカティ+1.137
846V.ロッシドゥカティ+1.395
95C.エドワーズヤマハ+1.545
107青山博一Honda+1.578
1111B.スピーズヤマハ+1.630
128H.バルベラドゥカティ+1.735
1319A.バウティスタスズキ+1.943
1435C.クラッチローヤマハ+2.299
1517K.アブラハムドゥカティ+2.877
1624トニ・エリアスHonda+3.159
1765L.カピロッシドゥカティ+3.561

Moto2

順位 No. ライダー マシン タイム/差
193マルク・マルケスSUTER1:54.857
240アレックス・エスパルガロPONS KALEX+0.023
329アンドレア・イアンノーネSUTER+0.303
445スコット・レディングSUTER+0.316
515アレックス・デ・アンジェリスMOTOBI+0.525
63シモーネ・コルシFTR+0.559
713アンソニー・ウエストMZ-RE HONDA+0.576
865ステファン・ブラドルKALEX+0.774
938ブラッドリー・スミスTECH 3+0.799
1072高橋裕紀MORIWAKI+0.801
1175マティア・パシーニFTR+0.807
1251ミケーレ・ピロMORIWAKI+0.874
1344ポル・エスパルガロFTR+0.918
1412トーマス・ルティSUTER+0.960
1577ドミニク・エージャーターSUTER+1.020
1634エステベ・ラバトFTR+1.070
1725アレックス・バルドリーニPONS KALEX+1.211
1868ヨニー・ヘルナンデスFTR+1.315
1914ラタパーク・ウィライローFTR+1.432
2060フリアン・シモンSUTER+1.540
2171クラウディオ・コルティSUTER+1.669
2216ジュール・クルーゼルSUTER+1.685
2388リカル・カルダスMORIWAKI+1.741
2463マイク・ディ・ミリオTECH 3+1.832
2518ジョルディ・トレースSUTER+1.887
2619ザビエル・シメオンTECH 3+2.028
2764サンティアゴ・ヘルナンデスFTR+2.214
2876マックス・ノイキルヒナーMZ-RE HONDA+2.302
2935ラファエレ・デ・ロサSUTER+2.323
3036ミカ・カリオSUTER+2.464
314ランディ・クルメンナッハKALEX+2.703
327小山知良SUTER+2.719
336ホアン・オリベFTR+3.040
349ケニー・ノイズFTR+3.065
3539ロベルティーノ・ピエトリSUTER+3.157
3653バレンタン・ドゥビーズFTR+3.228
3733 セルジオ・ガデア MORIWAKI +3.635
3895マシェル・アル・ナイミMORIWAKI+4.576
39 82 エレナ・ロセールSUTER+6.192

125cc

順位 No. ライダー マシン タイム/差
118N.テロールアプリリア1:59.409
225M.ビニャーレスアプリリア+0.365
311S.コルテセアプリリア+0.756
455H.ファウベルアプリリア+1.301
57E.バスケスデルビ+1.342
65J.ザルコデルビ+1.356
752D.ケントアプリリア+1.744
844M.オリベイラアプリリア+1.994
926A.マーティンアプリリア+2.045
1039L.サロンアプリリア+2.140