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11号車(伊沢選手)と10号車は違うセッテイングを試しています。11号車をベースにしながらも10号車でやりたいことがあり、メニューを変えながら進めています。
コース上のオーバーテイクは非常に難しいと思います。トップばかりを見ていると気付きにくいのですが、早めにピットインしたドライバーが実は追いかけているとか、引っ張ったドライバーがタイヤ交換で遅れてしまったりとか、作戦面を気にして見ると見所が変わると思いますね。ピットインしたドライバーは誰でどこを走っていて、そのドライバーは誰と戦っているのかなどがわかってくるとおもしろいですね。
最大燃料流量90kg/hの制限は、100kg/hに比べればパワーダウン感はありますが、昨年に比べて今年のマシンはエンジンパワー自体が上がっているので、制御を含めて全開時だけでなく、踏み込んでいる時も上手くコントロールされていて、走りづらいといったことはないですね。ただ、結果的にはストレートスピードやタイムは遅くなっています。
タイムの出る速いクルマなので、サーキット毎の特性もありますが、岡山や菅生などのサーキットでは、コーナー近くで見ることも出来るので、その速さを感じてもらえると思います。また、予選ではトップから1秒も離れていない中に何台ものマシンが入る競争の激しいレースですね。他のスポーツに比べると、なかなか自分で体験することは難しいので、サーキットで音や迫力をじかに感じてほしいですね。
スーパーフォーミュラに復帰して、まだ上手くいっていないこともありますが、手応えをかんじていることもたくさんあるので、皆さんに辛抱強く待ってもらって、シーズン後半には優勝争いが出来るように頑張ります。