- テーマ1 外観
- まず、第1にクリア化されたリアコンビネーションランプが構成するリアデザインの秀逸さ。
次にサイドから見たフロントからリアにかけてのルーフラインの造形が、空気の流れをイメージさせるストリームラインを描いて渋い。
標準のエアロパーツのデザイン＆フィッティングも良くできていて、全体にシャープさと塊感を感じる。
RSZのエンブレムが気恥ずかしいが、黒メタが良く似合っている（実は、塗色はホワイトパールと決めて契約に出かけたのに、ディーラーの駐車場にあった納車準備の同車の黒を見て、その美しさに感動し、土俵際でこの黒メタに決めた）。
欲を言えばRSZくらいは車幅が変わるけれど、左右フェンダー部分の膨らみを持たせてほしかった。
- テーマ2 内装/居住性
- 毎日運転時に見るのは、インパネ。飽きのこないインパネデザインはオーソドックスだが馴染む。
小物入れも他車に比べ十分あり、革巻きのハンドルとシフトレバーは手に馴染み感触が心地よい。
交差点をターンした瞬間に陽の光が飛び込んでくるような場面でのハーフシェイド・フロントウインドウもありがたい装備だ。
シートのホールド性、ドアの閉まる音、ボンネットを開けてみると前車に比べ余裕のある容積や水が流れる部分のカバーやトリム類の処理に「さすがエアウェイブの兄貴分」と感心した。
シートやドア内張りがメッシュタイプでスポーティだし、特にシートの赤糸ステッチが泣かせる。
1.8ではオプションのスポーツペダルを付けたが、感触も良く、不測の滑りも起こさない。乗り込むときに足元のアクセントとなり、夜間はブルーのフットライトが反射して、クリスタルな輝きを見せて、走り出す前のプロローグにトキメキを演出してくれる。夜間はブルーのメーター照明に、ブルーのカップホルダー照明、これにブルーのフットライトを追加して、落ち着いた都会の夜景イメージが心地よい。
リバース時連動リアワイパーも標準装備で、雨天時に重宝している。
また、オプションでミラーヒーターなどが選択出来なかったので、アクアミラーとリバース連動ドアミラーを追加した。リバース連動ドアミラーは実際使うと、とてもありがたい。
エアウェイブの時にあった三角窓の大きなピラーもなく、すっきりとした視界。
ミニバンとは考えていないので、普段は3列目シートを畳んでステーションワゴンとして使用している。
- テーマ3 走行性能
- 低重心、前後スタビライザー、前：ストラット／後：ダブルウィッシュボーンのサスペンション、205/55R17＋VSAとあれば足回りは秀逸で、山道のコーナリングも小気味良くこなす。
段差乗り越え時の収まりも4輪ディスクブレーキの滑らかな減速感もよい。
エンジンもアクセル開度に比例してパワーが付いてくる気持ち良さだし、パドルシフトもありがたいが、2代目プレリュードのように完全に足が勝っている。そうなるとつい欲が出て、モアパワーをと思ってしまう。
このクラスではHondaが世界に誇るツインカムエンジンを持つのに、ラインアップされないのは残念。「7シーター・ツインカムスポーツ現る！」こんな新ジャンルのキャッチコピーが欲しいのは、私だけだろうか。
そんな事を言いながら街中では、メーターパネル内にある「エコ」のインジケーターランプの点灯を気にした運転に終始している（笑）。
また、今後はVSA＆サイドエアーバッグの標準化も期待したい。
- ご購入される前にこのクルマにどんなイメージをお持ちでしたか？デザイン、性能等で期待されていたことを含め、お聞かせください。
- エアウェイブに乗っていて、燃費や軽快さに満足しており、新車に替える気もなかった。
しかし、もうすでに見慣れているはずのストリームがマイナーチェンジし、このモデルを見て、「ミニバンに非ず！」と思えるスタイルにドキっとした。特にリアコンビネーションランプのクリア化により、締まったリアスタイルは、常に後続車の目にさらされる部分で、そのデザイン完成度の高さを感じた。つまり、後ろ姿に惚れてしまったわけ。
性能に関しては、エアウェイブの兄貴分だし、ワンランク上の動力性能を持ち、足回りもリアがダブルウイッシュボーン＋4輪ディスクブレーキということで、スペックからワインディングが楽しめそうだった。
トキメキを感じて購入したくなるHonda車は、プレリュード以来の事。実用的でありながら、市街地、高速、峠路とあらゆるシチュエーションで絵になる車だと思った。
ネーミングもプレリュード同様に、○ェ○ト・ストリームのリスナーであった私には、ロマンチックで堪らない素敵な響きに思えた。
購入したら、同ラジオ番組のテーマ曲を聞きながら、夜の夜間飛行を楽しめそうな気がした（笑）
