グランドツーリング。
どこかへ行って、何かをする訳でもない。
ただ、風の香りを身体いっぱいに味わいながら、未だ訪れたことのない道を駆け抜けていく。操る者のみが享受できる極上の体験。
余計なものは何もない。あるのはステアリングとペダルとシフトレバー。
愚直に走る喜びを誇示する。その為だけに生まれて来た唯一無二の存在。
きっともう、こんなクルマが日本から生まれる事は無いんだろうと思う。
“良いものを長く使う”
次のオーナーの元へと渡るその日まで、大切に乗り続ける。そんな使命がユーザーへと課せられる歴史に残る名車。