しかし、クルマに対する熱量を感じたら応援するかな?新しいクルマは正解ですが、正解とクルマへの思いは別だからです。
ただし、覚悟は必要です。これは旧車なら全てに当てはまり、FD2もそろそろ、その領域に入ってきたと言うことです。
以前にも二回ほど投稿いたしました。あの時には「若いひとにも乗って欲しい」などと書いたのですが、最近になってFD2を取り巻く環境が変わってきたことを痛感しており、ちょっと無責任な投稿してしまったのではないか、と自責の念にかられております。
と言うのも、FD2も最終型の生産中止から早15年が過ぎてネオクラッシックになりつつあるなと。そろそろ、パーツ供給も怪しくなりつつあります。私も走行不能になるのは嫌なので予防整備は散々やってきました。まだ、決定的には壊れてはいなくても、寿命を迎えるパーツの集合体のようなものです。
先日はエンジンスターターを交換しました。まだ、問題はなかったのですが、まるで動作が違うことに驚きました。交換して良かったと思いました。ミッションギアも全て買い揃えましたが、もう手に入らないパーツもありました。
今、中古車でFD2を買おうとすると、10万キロ走行のクルマが新車当時と同じような価格です。5万キロ以下だとかなりの価格になってしまいます。しかし、走行距離が短くてもゴムブッシュ、各種センサー類、パワステ、エアコン関係、ホース類、内装特に天井の垂れなどリフレッシュは必要なクルマです。これらを総額すればFL5が買えるかも知れません。
私は確実に買えてしまうほど金をかけてしまいました。逆にいえば、その価値があると自分で判断したからFL5には行かなかった。ただ、新しいクルマなら、パーツ供給の心配もありませんし、やはり10年分の進化はあります。
だから、今、新しいタイプRは手に入れることが難しいようですが、新車のメリットは確実にあります。事実、FD2の友人の多くはFL5に乗り換えていて、賢しい選択だなと思います。しかし、それを乗り越えてもFD2に乗りたいという猛者なら、後悔はないと思います。
今となっては軽量なボディと丁度良い剛性感。とびきりなエンジン。FD2にはこのクルマにしかない魅力があります。