デザインや性能を見て、「イイ!」と思ったら、思い切りも大切です。乗って後悔するよりも、乗らなくて後悔する方が、たぶん悔しいから。
燃費が悪いとか、タイヤが高いとか、多少の短所も付き合っていると、愛着になるもんですよ。
スポーツカーが好き、運転が好きな思いから、19歳で中古のシビック SiR・Ⅱ (EG6)を大学生の時、購入したのが、私のシビック人生の始まり。
社会人になって1年目、ローンを組んで、やっぱり中古だけれど、初めてのTYPE R(EK9)。
やがて、結婚して子どもが生まれた。子どもが生まれたって、TYPE Rが大好き。そんな時、TYPE Rはセダンで出てくれた。初めて新車で手に入れたTYPE R(FD2)。
もっぱら通勤や園の送り迎えに使うことが多くなってしまっていたけれど、毎日乗るのが楽しかった。
そして、ある時、「新型でますよ。いかがですか?」と、いつも懇意にしてくださるディーラーの担当さんからのお誘い。
家計に余裕なんかはなかった。でも、迷いはなかった。妻は「あなたの趣味なんだから、いいんじゃない?カッコイイじゃない、それ」とカタログに一言。即日決断。
ありがたいことに、巡り合わせもよく、12月に納車していただけることとなった。すぐに新型TYPE Rのお話を持ちかけてくださったディーラーの担当さん、高額な買い物にも関わらず、乗り換えを認めてくれた妻には、感謝しかない。
TYPE R(FD2)のとき、赤ん坊だった長男は、もう中学生。チャイルドシートはもう使わないけれど「広いから。」と、やっぱり後部座席にいつも乗っている。そう、TYPE Rは後部座席も快適なのね。私、乗ったことないけど。
クルマに乗り始めて、今年で24年目になる相棒は、やっぱりシビックだった。