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シビック TYPE R
一台で二台分

一台で二台分

シビック TYPE R 
RSベルノ
70代以上/男性/千葉県 2018年11月9日投稿
クルマのご購入を考えたきっかけ
数年前のある日「お父さんしか運転しないんだから、そろそろ一台にしない?」と、軽い感じで家内に言われたが、聞こえないふりをした。その後も聞こえないふりをしていたが、ある時「ならばS2000を残してオデッセイを売るか。もう売ったってタダみたいなもんだぞ。いや、お金を払わないと持っていってくれないかもしれないぞ。」などと言ったら、あきれてか?しばらくは何も言わなくなった。とはいえ意向は強いようである。しかしS2000を手放す気にはなれない。でも、S2000ではこなせない場面もあった。オデッセイはV6のアブソルートから乗り換えた車であるが、S2000は○ードスターから乗り換えた車で、オデッセイよりも半年ほど古いのである。家内に云わせれば「二人しか乗れない、和服では乗れない、狭い、しかもより古いほうの車を手放すのは当たり前でしょ。」ということなのかもしれない。しかしS2000は抜群なのだ。保険料も抑えられるし、燃費だって良いのだ。故障もしたことがない。と言うわけで、維持費はたいしてかからない。でも、取り寄せた純正幌布で補修はしている。小さな傷も結構ある。これらの修理・交換には費用がかかるようだ。悩む。
そのうちに「この二台分の機能をもつ車ならば満足するのでは。」と考えるようになった。該当する車はいくつもあったが、その多くは輸入車だ。とても手が出ない。所有している知人は「故障はそこそこだ。」という。いくつかのディーラーを訪ねて試乗もした。満足できない。だめだ、乗り続けることにしよう。なんたって無事故・無故障なんだから。
ご購入までのエピソード・ストーリー
定期点検が終わったS2000を受取りに行くと、対応したスタッフが「秋にシビック タイプRが出ますがいかがですか?」と言った。しかし以前に兄から譲り受けた初代シビックに乗っていた私には、「シビック?」というのが感想だ。帰宅して家内に話しても同様に「シビック?」であった。寒い冬の朝には始動がままならないことがあったり、エアコンがないのに後部座席の窓はヒンジで少し開く程度で、暑くて狭い3ドア車、我が家での評価はとても低い。「買わないな」と思いながらも、少しだけ興味を持った。送ってもらったカタログを見て「シビック ハッチバックにメーカーオプションを付けたらなんとかなるかな?」と変化した。家内にカタログを見せて感想を求めると「この色素敵ね」と言ったのが最終頁に載っていたタイプRである。家内は単に色をさしたらしいが、こちらは勝手に判断した。「タイプRも選択肢に入れてしまえ」。
12月のオデッセイの定期点検の際には初めて家内を連れて行った。取りあえずハッチバックの試乗である。しかし反応は今ひとつだった。それは並んでいたタイプRのせいだ。座ってみると全く違う。家内が「素敵ね」と言った。「しめた」。白いタイプRに試乗した。一般路ではハッチバックとの差は感じなかった。いつも走る高速道路を実走してみたいと伝えた。ICでの左カーブ、それにつづく右カーブ・左カーブ・そして合流、その途中でわずかだが加速・減速・加速をしてみた。安定している。なぜか躰が持って行かれない。本線に入るときの加速は大昔乗ったCB72や○DSを思い起こさせた。高速道路での安定感、S2000と同じだ。もしかすると勝るとも劣らない。しかも4ドアで4人乗り、和服でも乗れる。合格だ。しかし、カタログで見たとおりの形と色、そして大きなリアスポイラー、自分には目立ちすぎると感じた。
何が購入の決め手になりましたか?
戻ると、「工場に納車前の黒いタイプRがある」という。なんと青いS2000と黒いタイプRが並んでいるではないか。ぐるっと回ってみると、S2000は肩を狭めているかのように小さく、タイプRは「俺の出番だよ」と言わんばかりに堂々としているように感じた。陽が少し落ちていたせいもあってか、特異な車だとは感じなくなっていた。車検を1年半残すオデッセイを納車まで残し、1年ほどのS2000は年明け早々に下取りしたいという。金額は控えるが、S2000のそれは凄かった。約12年間で6万キロ超え、夏には家内との5泊6日の東北・北海道旅行もこなし、たまの仕事で疲れたときの気分転換もさせてくれるなど、あれだけ楽しませてくれたS2000は最後までその価値を失うことがなかった。後日、家に残っていたシガーボックスを店に持っていったとき、S2000を真剣に見入る人がいた。数日後、走行中のオデッセイから見たそこにはS2000の姿はなかった。不思議な気持ちである。
ありがたいことに納車は早まったが、長かった。S2000を早めに出したことをずっと後悔していた。オデッセイではドライブに行く気にはなれなかったが、そのオドメーターは11万キロを超えた。今後はタイプRにこれら二台の働きをして貰うことになる。家内曰く「車椅子も積めそうよ」。父の車椅子での通院や小旅行も支えたオデッセイ、気分転換や家内との小旅行・大旅行に活躍したS2000、ひと月ほど前に納車された黒いタイプRは千キロを超えた程度なので、その先進機能・性能を十分に使いこなせていないが、二台分の働きが期待できそうだ。願わくは、あの二台と同様に故障せずに初期性能を永く維持して欲しいものである。
同じクルマを検討している人へアドバイス
いろいろな車に乗ったうえで、乗ってみましょう。できればワインディングと高速道路を、そして渋滞する街中を。素晴らしい走りと乗り心地、そのうえ低燃費、その素晴らしさが分かりますよ。

総合評価

★★★★★

お気に入りポイント

  • 走行性能

投稿内容は、お客様個人の感想であり、
弊社製品の性能、機能を保証するものではありません。

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