私は愛車アコードに限らず、車を運転するときは必ず安全を最優先に前後左右を確認しているのである。しかし、この時は前方の信号が赤から青に変わったため、停止しようとシフトダウンしていたことからセカンドギアのまま停止し、すぐに発進したらセカンドギアのためにエンジンストップはしなかったものの、発進がゆっくりでシフトギアを見て、ローではなくセカンドだったことにやっと気付いたのであった。シフトミスをすることは滅多にはないことなのだが、四方八方だけではなく、必要に応じて手元足元にも注意を向けないといけないと改めてアコードから教えられたのであった。この年にもなって、初心忘れることなかれと恥ずかしながらもお叱りを受けたのである。私にとってアコードはいくつになっても常に厳しい教官として、運転歴が半世紀を超えていても未熟な私を適切に指導してくれる頼もしい存在なのである。いつも優しく私を支えてくれているアコードではあるが、時としてミスをする私には厳しさも混めて、この先も長く安全運転が維持継続できるよう、暖かく見守ってくれているのである。


