今でも愛車アコードに乗る際には、必ず若かりし頃のことを思い出すのである。学生時代に大阪で自動車教習所へ通っていた頃、当時の教習車はマニュアル車でもコラムシフトであったが、おかげで以降はマニュアル車に拘って乗り続けてきており、今のアコードに至ったのである。とりわけ坂道発進では、アコードにおいては、今まで一度たりともエンストしたことはなく、私の身体に馴染んだテクニックでもってスムーズに発進している。その意味ではアコードに乗れば初心に戻り、すべて基本に忠実に運転できていることから、アコードは常に私に優しい車なのである。


