つい忘れがちになるのだが、ふと気が付くとアコードには私の希望や願いも一緒に乗せているのだと思い出すのである。年齢からして、この先長くはない私の願いなど取るに足らず、吹けば飛ぶようなうすっぺらなものであるが、アコードはしっかりと受け止めてくれていて、運転しているときには常に会話を交わしながら走行しているのである。あと35年をアコードに乗り続けていれば、自ずと50年という半世紀にわたっての運転経歴となるのだが、それは明らかに不可能であり、あくまでも夢物語ではあるのだが、できるかぎりアコードとともに半世紀を目標に楽しみながら毎日を過ごしていきたいものである。