寄る年波に体力とともに視力も衰え始めていることから、視界の悪い夜間や雨天の日には極力運転は控えるように心掛けてはいるが、そう言ってばかりもおられない。この時期にはどうしても洗車が億劫になりがちであり、汚れたままの哀れなアコードを見て申し訳なく思い、昨日久しぶりにアコードを汗だくになりながらも洗ったのであった。13年目を迎えるアコードゆえに、私と同じくらいとまでは言わないが、相当疲労もしており、新車当時と比べれば当然ながらかなり細かい傷もあちこちについていて、思ったようにはきれいに仕上げることは難しいものの、日頃酷使していることから感謝の気持ちも込めて自分なりには丁寧に洗っているつもりなのである。他の人から見れば、見違えるようにはきれいになってはいないであろうが、私から見れば洗うたびにいつも新車に還ってくれているようで、ささやかながらも自己満足している愚かな私なのである。私自身、老いがすすみ、この先5年後、10年後とアコードを運転しているという保証はどこにもないのだが、このままできる限りアコードのハンドルを握り続けながらも、私の老いがアコードに影響与えないよう、私から見てアコードには老けることなく、いつまでも新車のままで眩しいくらいに輝き続けていてほしいと願うばかりである。


