この日はアコードに乗り、名阪国道を使って、室生へ行ってみた。標高が高く、木立に囲まれた山間の村で、下界とは4、5度気温も低く、エアコンの必要はなく十分に涼しいのである。道中、アコードは通いなれたる名阪国道を快調に走行して、針IC下車後の国道369号の山道もなんなく走破し、楽々目的地に到達したのであった。自動車専用道路に加えて山間部を走るワインディングロードもありで、アコードには硬軟織り交ぜた起伏に富んだコース設定で、喜び勇んで走り抜ける様子が手に取るように伝わってくるのである。8月も終わりに近づき、日中の日差しはまだ夏の名残りを感じるものの、朝夕はめっきり涼しくなって過ごしやすくなってきたことから、秋の気配を実感できる頃となり、行楽のシーズン到来に向けて一層アコードにも気合が入ることだろう。走り続けるアコードにシーズンオフはないのである。


