初夏の陽気となった先週末には、アコードを操り碧南市のとある美術館へ展示物を見に出かけた。往復とも湾岸道を使ったが、週末とはいえ比較的交通量も少なく、片道100kmほどの道のりを快適に走行してきた。湾岸道は、碧南市と隣接する高浜市に住む弟宅へ行く時には必ず利用するため、使い慣れた行程ではあるし、通行料も週末割引で安くなっていたことからありがたく、アコードもいきいきとした走りで往路をあっと言う間の1時間半で目的の美術館に到着したのだった。帰りには弟宅にも立寄ったものの、それでも日も長くなったこの時期、明るいうちに帰宅できたのである。その日の夜には兵庫県に住む友人から登録から1年半経過した愛車が11,111kmの1並びを記録したとの連絡があり、11年半で277,000kmの我がアコードと比較してみると、アコードであればほんの4、5ヶ月で達成してしまう距離である旨、返信したところ、都会といなかの差であり、車にとってもそれぞれの個性に適しているとの談であった。アコードにしてみれば、持ち前の優れた走行能力を遺憾なく発揮できるこの地で、思う存分走れることに満足感を味わっていることだろうと私は想像している。

