60代になると1年前にできていたことができなくなり、70代になると1か月前にできていたことができなくなり、80代になると昨日できていたことができなくなるという説もあるが、言われるまでもなく確かに年々老化が進み、衰えは隠せなくなってきており、きっと愛車アコードにも反射神経、運動能力の低下が著しく覚束ない私の運転技術がもとで不安に陥れていることだろう。過信は禁物で、年齢には勝てないことを受け入れて自覚することが必要なため、より慎重な運転を心がけるように常に自分に言い聞かせている。こんなはずではと別人のように衰えた自分自身の姿に愕然とし、落胆してしまいそうであるが、今一度愛車アコードの力を借りて、気持ちだけでもせめて40代くらいに戻ったつもりで颯爽とワインディングロードを駆け抜けてみたいとひそかに目論んでいる私なのである。アコードなしでは私の余生は考えられないのである。


