すでに雨水も過ぎ、春一番も吹いて日照時間も長くはなってきたが、まだまだ風は冷たく朝晩も気温は低いままで、名実とも暖かくなるにはもうしばらく辛抱が必要なのだろうが、アコードは季節の変わり目もどこ吹く風で快調に走り続けている。新車時ほどではないにしろ、今でも時折同じアコードとすれ違うことがあり、対向車線の遠くからでもすぐにわかるために、やはりうれしい気持ちでちらっと運転席に視線がいってしまう。どうしても若いドライバーが多いものの、たまに私と同世代くらいの年配ドライバーだと思わずピースサインを送りたくなるような共感意識を持ってしまう。今またこの時代にマニュアル車がひそかなブームとなって愛好者が少しずつではあるが増えてきているという嬉しい情報にも接している。自分で言うのもおかしな話だが、愛車アコードは私自身のボケ防止やペダルの誤操作防止にも役立っているものと感じている。私のような年配のドライバーは概して運転に自信を持っている傾向のようであるが、過信することなく運動能力の衰えを自覚しながら、より一層慎重な運転を心がけるように言い聞かせて、これからも私はアコードのハンドルを握っていこうと思っている。


