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EDIX Page2
3×2が今までの常識をくつがえした。これぞ家族と仲間たちのためのミニバン
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チャイルドシートがキチンと収まり、「子供とママは後ろ」というお約束から開放される。これでパパも満足!
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いまやHondaの十八番とも言うべきシートアレンジ。ワンタッチで格納できるリアシートなど操作面もバツグン
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リアシートを使わずに3人座れてしまうため、巨大なカーゴスペースが出現。26インチのMTBなら3台積める
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ひと目では3席×2列とは思えないほどコンパクトなパッケージにはアイディアがたくさん詰まっている
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フロントセンターシートだけをとっても、様々な用途に利用できるよう工夫されているのだ
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無駄なスペースがない!というほどに収納力にたけている。細々したものもスッキリ片付く
 「V字シートレイアウト」で、もうひとつ注目すべき点は、フロントセンターシートにチャイルドシートを装着して、子どもを乗せられるということ。Hondaは、万が一、エアバッグが膨らんだとき、子どもがフロントシートに座っていると逆に怪我をする可能性が高いといわれていることから、子どもはリアシートに乗せる方がよいという基本スタンスは崩していない。しかしエディックスの場合、フロントセンターシートを一番後ろにスライドさせればエアバッグとの距離を十分に確保できるので、チャイルドシートを取り付けても大丈夫というわけ。フロントセンターシートとリア左右席には、チャイルドシートを確実に取り付けることができるISO FIX対応の固定専用バーとテザーアンカーが採用されているので、これを利用すればよいのだ。子どもにとっては、もう身を乗り出す必要がなく、親にとっても安心なこのシートは、子どもたちのお気に入りポジションとなるはず。なお、乳児用(ベビー)シートは必ずリアシートに取り付けなければならないし、幼児用(チャイルド)シートでもフロントセンターシートに後向きに付けたり、助手席に付けることもできない。親子で楽しいドライブをするためには、子どもの成長にそって必要となるシートも用意し、キチンとルールを守る必要があることを付け加えておきたい。

 こんな風に仲間で乗っても、家族で乗っても楽しめるエディックスであるが、じつはカップルにとっても楽しめそうなのだ。運転席とフロントセンターシートに座れば、ベンチシートのような距離に…。とはいえ、あまり近づきすぎると運転しずらくなってしまうのでホドホドに。というのは、余計なお世話というものだろうか!?

 エディックスはミニバンというカテゴリーにあるクルマであり、ほかのHondaミニバン・ラインアップ同様、多彩なシートアレンジなど高いユーティリティも併せ持つ。また、Hondaが従来から提唱してきた「MM(Man-Maximum, Mecha-Minimum)思想」により、3×2パッケージを最大限に活かした自由な空間レイアウトが可能だ。フロントセンターシートは、人が乗らないときにシートバックを倒せば大型のアームレストになったり、座面の前半分をひっくり返すとトレイがふたつ現れる。さらに座面の下には大型のアンダーボックスが備わっているなど、からくり屋敷のようなしかけもいっぱい。ラゲッジスペースは6名乗車時でも439リッター(VDA方式によるHonda測定値)というクラストップレベルの容量で、人が荷物の、または荷物が人の邪魔をすることはない。そしてフィットでお馴染みのワンタッチで格納できるダイブダウン・リアシートを3席すべてに採用し、全部格納すれば、じつに1,049リッターというオデッセイ並みの大容量を誇るのだ。この3列独立のダイブダウン・リアシートのおかげで、4名乗車でも広大なラゲッジスペースを確保したり、長尺物の積載が可能となっているのは、Hondaにしてみれば言わずもがななのかもしれないが…。とにかく、よく考えられているのである。
 
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