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Honda CIVIC

もはやガソリン車と違和感のないハイブリッドと安定感ある操作性と乗り心地のよさが光る1.8L

フラッシュサーフェス化やボディ下面の整流処理など空力性能を鍛えた

表皮裏のウレタン層を厚くし、座り心地とホールド性を向上。リヤは3名乗車でも余裕綽々だ

タイヤはガソリン車が205/55R16、ハイブリッドは燃費を考えた195/65R15をチョイス!

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エンジンにモーターアシストを最適に組み合わせ、あらゆる場面で高出力と低燃費を両立する

高速道路を走ると驚くのが、ワンクラス上の落ち着きを思わせる直進安定性の高さとフラット感に溢れた気持ちよい乗り味を提供するところ。これはシビック/シビック・ハイブリッドともに共通するもので、確かな安心感が得られる。前輪のキャスター角を大きく取ったことによる直進性の向上が効果を発揮している部分といえる。

一方街中ではともに軽快な感覚は共通するが、そうしたなかにも組み合わせられる5ATによりシットリ感ある加速が感じられるシビック。ホンダマルチマチックとの組み合わせで力強さ溢れる加速が感じられるシビック・ハイブリッドといった具合で、それぞれのキャラクターの違いがより明確なものとされているのが分かる。

街中での乗り味は、シビックがエンジンのフィーリング同様にしっとりした感じでフラット感が高く心地よい。一方シビック・ハイブリッドはシビックに比べるとサスペンションがやや硬目に思える部分もあるが、ハイブリッドならではの力強い加速感にマッチした味だともいえる。そしてこうしたシーンのなかで共通するのは、それぞれの味わいを持ちながら爽やかな走行感覚を伝える部分。これはシビックの伝統といえる味だ。

新型シビックは乗り味がより上質になり、ワンクラス上への移行を感じさせる仕上がりを見せる。が、決して走りの楽しさを忘れたわけではない。

例えばワインディングではシビック/シビック・ハイブリッドともに、伸びやかかつしなやかなサスペンションの動きを感じさせながら、どこまでも路面をしっかりととらえ続ける頼もしさを感じる。これはキャスター角を大きく取ることで得た旋回時のセルフアライニングトルクを強めた結果、得られた安心感が効果するものだろう。

さらに嬉しいのは、そうした特性ながらも重々しい感覚に支配されるのではなく、安定性を感じさせつつも軽快さを忘れていないところ。リヤのリアクティブリンク・ダブルウィッシュボーンサスペンションにより、タイヤの接地性と乗り心地を向上しており、高い操縦安定性が築かれるからだともいえる。

それだけにワインディング・ロードでは俊敏さと安心感を同時に味わうことができる。例え上級移行して上質な乗り味を手に入れても、走り味では楽しさ気持ちよさを忘れないあたりがいかにもシビックらしい部分。ここでもシビックの走りの伝統は受け継がれているのだ。


シビック・キャラバンで集めた街角・生リポート

今回はディーラー中心にキャラバンを行なった

「ハイブリッドの印象が変わった」の意見多数

一般の方のみならずディーラーマンも興味津々

CARトップ+CARモードで結成された「シビックハイブリッドECOキャラバン隊」は、10月29日〜11月4日までの1週間、静岡/岐阜/名古屋を経由しながら、走りましたよ、三重県の鈴鹿製作所まで450km。発売前のキャラバン企画+ステッカーによる派手な外観ということもあって、行く先々での視線は痛かった。

何より驚かされたのは、各エリアでキャラバン隊に声を掛けてくれる人の多さ、本当に感動モノです。

ただ、訪れた皆さんの視線の先は僕らキャラバン隊ではなく、シビック・ハイブリッドのほう。聞く所によると、新型シビックに興味をもってディーラーに足を運ぶ人のうち、何と半数がシビック・ハイブリッド目当てだとか。

だから、言葉が足りないキャラバン隊としては、シビック・ハイブリッドの関心の高さに本当に助けられました。おかげで試乗してくれた方からも「ハイブリッドの印象が変わった」「パワフルで静か」など、多数のお褒めの言葉を頂き、キャラバン隊としても有頂天であります。

さてさて、今回のハイライトは、聖地(生地)巡礼です。鈴鹿といえばHonda、Hondaといえばシビック。Hondaの聖地であり、シビック・ハイブリッドの生地である鈴鹿製作所へ。キャラバン隊を、暖かく迎えてくれたHonda関係者をよそに勝手に感動しまくり状態でした。

動力性能は申し分なく、静かで燃費も文句なし。そしてゆっくりくつろげる特上の居住性と走る楽しさも味わせてくれた相棒シビック・ハイブリッド。1週間本当にありがとう! また、今回参加、協力いただいたすべての方々に感謝です!!

 
28.7km/l