軟白部をしっかり伸ばす!長ネギ

栽培のコツ.1
深い溝をつくって苗を植える
栽培のコツ.2
土寄せを繰り返して軟白部を伸ばす

栽培スケジュール

土寄せで軟白部を
大きく育てる

長ネギは鍋料理に欠かせない野菜です。長く太く育った軟白部は、冬に向かって甘さが増しておいしくなり、香りもよくなります。

長ネギは、春か秋にタネをまいて苗を育て始めるか、ホームセンターなどで苗を購入して植えます。春植え栽培では収穫は秋。夏植え栽培では冬から収穫が始まります。

水はけの良い場所に畝を用意し、多めに育てましょう。間引き収穫したネギは薬味として利用できるのでたくさん育てても困りません。

さて、長ネギ栽培でよくある失敗は、おいしい軟白部が長く育たないことです。軟白部を伸ばすために、株元に繰り返し土を寄せて盛り上げることが重要です。こうすることで、軟白部が徐々に伸びていきます。

植えつけ前に元肥を畝全体にすき込んだら、軟白部を伸ばしやすくするためにあらかじめ深めの植え溝を掘って苗を植え、そこから土寄せをスタートするという特徴ある栽培法がとられます。

植え溝づくりでは、耕うん機と培土器が活用できます。長ネギの苗を植えるのに適した溝を容易につくることができ、栽培中盤から後半にかけて行う土寄せ作業でも培土器が活躍します。耕うん機の力で、軟白部が長く育ったおいしい長ネギを、どっさり収穫しましょう。

収穫した長ネギ。耕うん機と培土器を利用して軟白部を伸ばしました。

畝のサイズと苗の植え方

培土器で溝を掘って苗を植えます。1列に植える場合は、ネギを植えるラインの左右に最低約50cmのスペースをとります。2列に植える場合は条間を約70cmとります。