日本海、瀬戸内海、響灘の三方で海と接し、
海岸線総延長はおよそ1,500kmに及ぶ山口。
潮風に吹かれ、NSXとともに「海」を感じる旅へ。
特徴的なコバルトブルーの海を跨ぐ角島大橋。
離島にかかる橋のうち、無料で渡れる一般道としては
日本屈指の1780mの長さを誇り、
その美しさから映画などのロケーション地として度々採り上げられる。
日本でも有数のカルスト台地、秋吉台。
現在は内陸に位置しているが、石灰岩の中にはサンゴやウミユリなどの
化石も含まれており、はるか昔、ここが珊瑚礁の海であったことを物語る。
気の遠くなるような地球の営みに想いを馳せられる場所である。
阿武川の下流、日本海へと通じる三角州の上に発達した「水の都」と言えるのが萩。
関ヶ原の合戦ののち、明治維新まで防長二州の中心として栄えた。
当時の町割りは現在にまで受け継がれており、
江戸時代の古地図を使ってそのまま歩くこともできる。
多くの人々が行き交い、古くより外交・経済・交通の要衝として栄えてきた
本州最西端の「海峡都市」下関。
九州との間に位置する関門海峡は、壇ノ浦の合戦や明治維新といった、
日本の歴史の重要な局面を常に見つめてきた。