そこまでやらなくてもと思うことをやる遊び心がある製品をつくるところに共感する

奥様はゲームメーカーに勤められていて、こだわりを持ってゲームを生み出す仲間たちの姿勢を誇りに感じており、同じように匠の心を持つHondaのものづくりの姿勢に共感を抱いておられる。

奥様:私はゲーム会社で働いているのですが、クルマをつくるのとゲームをつくるのは似ていると感じています。デザイナーがいて、設計の方がいて・・。たとえば、NSXの開発で設計の方が1gでも軽くしようとしているのに「何でこんなでっかいガラス入れるんだよ!」といったせめぎ合いがあると思いますが、ゲームもまったくそんな感じなんです。私の勤めている会社も以前匠と呼ばれていて、一見無駄と思えるようなところに力を入れ「そこまでやらなくていいんじゃないの?」と言われていたメーカーなので、Hondaに共感を感じるんですね。特に高根沢工場は手づくりのこだわりに満ちていて、すごく共感できます。だから「TAF-Meet」も応援したいと思ってスタッフを続けています。

ご主人:長年憧れたNSXに乗って、この乗り味は他ではないなと感じましたね。いろいろなクルマに乗ったことがありますが、乗り手をわくわくさせる、ここまでの操る喜びを提供してくれるHondaはすごいなと感じています。妻のS2000に乗らせてもらうと、NSXではとても見ることのできない限界がときどき垣間見え、その瞬間にものすごい感動があります。だから、S2000で走るのは面白いだろうなって思うんですけど、憧れのNSXからは動けずにいます(笑)。

素晴らしい仲間と貴重な体験をもたらしてくれるS2000は生涯の一台

奥様:主人は、ネットで目新しいS2000を見つけると「こんなのどう?」と声を掛けるのですが、私は今乗っている3台目のS2000をとことん楽しみたいと決めているんです。TAF-Meetの運営を手伝っているせいもありますが、高根沢工場でつくられた最後の2004年モデルにこだわって探して手に入れたものですから。

ご主人:最初に譲っていただいたS2000は運悪く全損となったのですが、そのS2000に元々付いていた北米用のホイールと3連のテールランプ、サンバイザー、オーディオリッドを今乗っているS2000に付け替えました。

奥様:今のS2000は、私にとってかけがえのない一台なんです。このS2000と人生を大いに楽しみたいと思っています。

ご主人:二人で「ミニオフ」というショートツーリングを企画して、時々仲間と一緒に走っています。

奥様:S2000に乗ってから素晴らしい仲間と出会い、貴重な体験を数えきれないほどしました。私はバイクに乗っていたときは高速道路で目的地まで行ってワインディングなどを走っていたのですが、S2000に乗る仲間は高速をあまり走らないんです。あるツーリングで福島から東京方面に帰るとき、夜8時と遅い時間なのに「高速で帰りたかったらどうぞ」とみなさんが言っていたときは驚きました。今では私もツーリングに行くときは、ほとんど高速道路に乗らなくなりました(笑)。

ご主人:僕は最初のNSXに出会ったあと、初代NSX-Rに乗り換え、苦労しながらも自分でサスペンションを交換したりしています。これほど夢中になれるスポーツカーをつくってくれたHondaさんには本当に感謝していますね。

奥様:これからも、夢中になれる喜びに満ちたスポーツカーを生み出して欲しいですね。

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