MONTHLY THE SAFETY JAPAN●2001年8月号


8月号 TOPICS

 7月、全国3ヵ所で2001HMSふれあいミーティングが開かれました。これは全国8ヵ所の交通教育センターのクラブ員および井形マリさん主催の女性のためのライディングスクール、マリ輪クラブのクラブ員を対象にグッドライダー・オピニオンリーダーとして自覚を持って活動できる場を提供し、社会に対してグッドライダーの存在をアピールすることを目的に開催されました。ミーティングの模様と参加したライダーの声を紹介します。



ph 茂木■7月7日(土)アクティブセーフティトレーニングパークもてぎ
 
2001HMSクラブふれあいミーティングの初開催地アクティブセーフティトレーニングパークもてぎは、照りつける太陽が真夏を思わせる非常に暑い1日となりました。このミーティングは愛車で、スラローム走行やバランス走行、ワインディングやトレッキング、さらにはスーパースピードウェイ体験走行など、自由に参加者のペースでライディングを楽しむことができるのが特長です。TEC−R(埼玉)の滝沢修さんは「いろいろなコースを愛車で思う存分走ることができてとても嬉しい。特にワインディング走行は本当に気持ちがよかった」と満足そうに話してくれました。
 今年4月に発足したClub Active(もてぎ)会長の南雲悦男さんは「各交通教育センターのクラブ員とバイクで一緒に汗を流すことで、センターの枠を超えた交流が生まれたことが嬉しい」とミーティングの盛況を喜んでいました。さらに、今後のクラブの方向性について「クラブ員一人ひとりの個性を尊重しつつ、二輪、四輪ともに楽しめるクラブを作っていきたい。一方で、運転技術や安全意識の向上など成果のあるイベントを実施していこうと思います」と話してくれました。



ph 鈴鹿 ■7月14日(土)鈴鹿サーキット交通教育センター
 鈴鹿サーキット交通教育センターでのミーティングの内容は、HMS(Honda・モーターサイクリスト・スクール)、HDS(Honda・ドライビング・スクール)の種目を取り入れた「2&4エクスペリエンス」(二輪:コーススラローム、パイロンスラローム、大型二輪試乗会、四輪:フィギア、低μ路スキッドコース)。そしてレーシングコース体験走行。「会社の仲間に自慢してきた」「もっともっと走りたい」とレーシング体験走行を楽しみにしていた人はとても多いようでした。
 STECクラブ(鈴鹿)の森川孝子さんは「HMSに参加するようになって友達もできたし、交差点での左折時の小回りが自分でも驚くほど上達しました」といいます。
 セーフティクラブレインボー(大阪)会長の堀越哲さんは「走る場や機会の提供が、バイクの楽しさの再発見、世界の広がりになる。一緒に走ったり、一緒に食事をとったり、バイクをかっこよく乗りこなしているライダーを見ることが、貴重な出会い、貴重な経験になると思います」とミーティングの感想を話してくれました。


ph 熊本 ■7月20日(金)交通教育センターレインボー〈熊本〉

 前日に梅雨明けしたばかりだという交通教育センターレインボー〈熊本〉にも多くの参加者が集合しました。この日のカリキュラムはちびっ子バイク体験、トライアル・オフロード体験、四輪スラローム体験、サーキット体験走行など。家族で参加したレインボーセーフティクラブウイング(福岡)の立川陽二郎さんは日頃息子の晴紀くんをスクーターに乗せているうちに晴紀くんがバイクに興味を持ちだしたといいます。ちびっ子バイク体験に10回以上も挑戦したようでとても嬉しそうでした。

 全国3会場、総勢620名が参加した夏の祭典、HMSクラブふれあいミーティング。ライダー同士の新しいふれあいの場、情報交換の場、バイクの楽しさを再確認する場として、今後ますますその役割を期待されていくことでしょう。

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