MONTHLY THE SAFETY JAPAN●2001年5月号



 4月17日午後2時より、東京・青山のHonda本社にて「安全運転教育用四輪ドライビングシミュレーター・新二輪ライディングシミュレーター」のマスコミ向け発表会が行なわれました。
 シミュレーターの発表に先立ち本田技研工業(株)・吉野浩行社長が挨拶。Hondaの交通安全教育に取り組む姿勢、シミュレーターの意義などについて次のように述べました。
 「Hondaは、交通安全を企業として取り組むべき最重要課題の1つと認識し、確固たる意志をもって安全運転普及活動を推進してきました。
 この安全運転普及活動をより効果的にするために、1996年に世界初の二輪ライディングシミュレーターを発売し、各方面から高い評価をいただきました。さらにシミュレーター教育をより高いレベルで広げるべく、このたび四輪ドライビングシミュレーターを発表。さらに二輪ライディングシミュレーターもフルモデルチェンジして完成させた次第です。
 長年実施してきた参加体験型実践教育とあいまって、今回のシミュレーターが普及することで、従来の訓練ではなかなか体験できない様々な走行場面を体験いただいたり、自らの運転を客観的に振り返ることができるなど、一人ひとりに応じたきめ細やかな教育を可能にし、安全のさらなる向上に貢献できるものと確信しています。また、世界に通用する教育機器として、将来は海外にも普及させていきたいと考えています」
 続いて、各シミュレーターの開発にあたった本田技術研究所のチーフエンジニアによる技術説明が行なわれた後、木村正夫・ホンダ安全運転普及本部事務局長がシミュレーターの普及展開について説明。運転免許取得および安全運転教育で重要な役割を担っている自動車教習所、業務や通勤などで運転する社員に対する企業内研修、高校や大学などの安全教育の場などをあげ、免許取得時の初心運転者教育から経験者の安全運転教育まで幅広く活用されることで、交通事故減少の取り組みに役立ちたいと述べました。



詳しくはシミュレーターホームページへ
http://www.honda.co.jp/simulator/


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