燃料装置(燃料タンクキャップ)
燃料タンクにおいて、燃料タンクキャップのシール性評価及び当該キャップに組付けられたパッキンホルダーの寸法が不適切なため、パッキンが燃料で変形すると、キャップを閉めた際にパッキンがずれ、シール性が不足することがあります。そのため、燃料が多い状態で急減速をすると、燃料がパッキンのシール部から漏れ、ドレンチューブより排出されるおそれがあります。また、洗車時に水がシール部からタンク内に浸入すると、エンジン不調やタンク底部が錆び、そのままの状態で使用を続けると錆が進行し、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがあります。
燃料タンクキャップを対策品と交換するとともに、当該キャップのシール状態を点検し、タンク内への水浸入を確認します。水が浸入している場合、鋼板製燃料タンク装着車両は、燃料タンク、燃料ポンプ、インジェクターを新品に交換し、チタン製燃料タンク装着車両は、燃料ポンプ、インジェクターを新品に交換します。
・使用者:ダイレクトメール等で通知します。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載します。
・改善実施済車には、車台番号付近にNo.4133のステッカーを貼付します。
車 名 | 型 式 |
通称名 |
リコール対象車の車台番号の範囲及び製作期間 | リコール対象車の 台数 |
備 考 |
ホンダ |
2BL-SC77 |
CBR1000RR |
SC77-1000008~SC77-1000549 |
334 |
チタン製 燃料タンク 装着車両 |
SC77-1000017~SC77-1000596 |
205 |
鋼板製 燃料タンク 装着車両 |
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(計1) |
(計1車種) |
(製作期間の全体の範囲) |
(計539) |
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