キャンプを楽しむヒント集
真夏のキャンプ場は、コンクリートに囲まれた都心部ほどではないにせよ、日中はかなり暑くなり、テント内にもかなりの熱がこもります。夏は大きめのテントを使用し、メッシュやベンチレーターを工夫することで熱がたまりにくくすることもできますが、メッシュ部分の大きなスクリーンタープやフロアレステントのほうがより涼しく眠ることができます。今回はフロアレステントやスクリーンタープで心地よく眠るアイデアをご紹介します。
サブポールがあれば環境にあわせて対応できる
「雨の日はサブポールでタープを突き上げ、傾斜を生み出しましょう」「サブポールを使って角度を調整して日差しを防ぎましょう」など、キャンプテクニックをチェックすると「サブポール」活用がステップアップのカギになることがあります。なくてもいいけれど、あればもっと快適空間を生み出すのがサブポール。サブポールを使いこなしてその時々の環境に対応することは、キャンパーの工夫や知恵の出しどころと言えます。
サブポールを使った雨・風・日差し対策はこちら
ところが、テントやタープには必ずしもサブポールが付属されているとは限りません。それに、サブポールを持っているのに自宅に置き忘れてしまった、持ってきたけれど踏みつけて破損してしまったというトラブルもあるでしょう。そんな時は、キャンプ場内に落ちている木や手持ちの道具などを活用することで、サブポールの代わりにすることができます。
Tips1.落ちている木や竹を拾って活用する
まずはキャンプ場をぐるりと一周してみましょう。手入れのために剪定された木や竹が落ちていればこれを利用します。
気をつけたいのは、地面に落ちている木や竹には危険な虫が付着しているかもしれないということ。必ず長袖・長ズボンを着用し、軍手をはめて落ちている木や竹をそっと転がして、全体を確認してから入手してください。
木や竹が落ちていない場合はキャンプ場のスタッフに相談を。切ってもいい竹を教えてくれる場合があります。くれぐれも勝手に木や竹を切り倒さないようにしましょう。
同じ長さ、素材である必要はありません。とりあえずの代用なので、片方は木、もう一方は竹でも大丈夫。枝別れしている木なら、出入りの邪魔にならないよう少し枝を切り落とします。せっかくなので、枝を少しだけ残してランタンを飾り付けてもいいですね。
代用ポールはハトメを利用できないものがほとんどです。
生地に直接当てる場合は、必ずタオルなどを使って保護し、生地を傷めないようにしておきましょう。ロープで固定する場合は、ページの後半で代表的なロープワークを紹介しているので、参考にしてください。
【木の長さが足りない時の対処法】
ペットボトルで2本の木を接続する
空のペットボトルとトーチバーナーがあるなら、2本の木をくっつけることができます。
木と木の接続部分を覆うようにペットボトルをはめ、トーチの弱火でまんべんなくペットボトルを溶かすと、ペットボトルが徐々に溶けて木に密着します。これはロンドン在住のデザイナーが考案した方法で、真横にしても逆さにしても、振っても外れることはありませんでした。木の表面に少し切り込みを入れておくとより外れにくくなるようです。
長期的に使うには少々不安ですが、1〜2日利用の簡易サブポールであれば十分です。
強火で熱を集中させるのではなく、あくまでじっくり均一に熱を加えるのがポイントなので、だれかに接続部分を支えてもらって作業するほうがうまくできます。困ったときは試してみてください。
※撤収時は必ずペットボトルをナイフ等で取り外し、指定の通りに分別して処分しましょう。
台でかさ上げする
ミニテーブルや撤収時まで使わないコンテナボックスなどでかさ上げします。背の高いタープであれば、メインとなるテーブルの真ん中に載せてもいいですね。邪魔に思えますが、サブポールを蹴飛ばさずに済むので案外便利です。
Tips2.近くにある柵や立木を活用する
サイトの柵を利用する
キャンプサイトの区画を示す柵や看板、サイト内にある物干し用の柵などを利用します。背が低いものもありますが、それでも地面に直接ペグダウンするよりも高さを稼げます。
立木を利用する
立木を利用するという手もありますが、その際はなるべく太いロープを使い、手ぬぐいなどで樹皮を保護します。
また、フリーサイトで隣のキャンパーが通りそうな場所にどうしてもロープを延ばさないといけない場合は、ひと声かけ、さらに手ぬぐいやリボンなどをロープに結んで目立つようにしておきましょう。
Tips3.手持ちのアイテムで代用する
ランタンポールや三脚で代用する
ランタンポールやカメラの三脚は安定感があり、高さも十分です。ランタンポールは地面に直接叩き込むタイプでもいいですが、三脚タイプのほうが位置を微調整しやすく扱いやすいです。
その他には、脚立、焚き火用トライポッドなども代替候補となります。
知っておきたいロープワーク
代用ポール使用時や立木などを利用する際は、ロープワークが役立ちます。代表的な結び方を覚えておきましょう。
巻き結び
上になるロープと柱で、下のロープをガッチリ抑える結び方です。簡単なのでぜひ覚えておきましょう。
立木に巻き結びで固定する方法
トラッカーズヒッチ
簡単にガッチリ固定できる結び方です。
ロープの途中に輪を作り、柱に回してから輪の中にロープを通します
柱に向かってギュッと締めます。最後にふた結びでロープを固定するだけです。しっかりテンションをかけられる上、ほどきやすいのがポイントです。
自在金具の代わりになるロープワーク
ロープワークを使った遊び
今回は木や竹、ペットボトルといった身近なモノや、手元にある道具でサブポール代わりにするヒントを紹介しました。トレッキングポールやSUPのパドルなど、使えるモノはまだまだあります。
サブポールに限らず「ないから諦める」のではなく、ちょっとだけ考えることがキャンプの醍醐味。ぜひいろいろなことを試してみてください。