更新日:2025.08.31

人生で一度は訪れたい、私だけの至高キャンプ
ありのまま、自然と心地よさを。YURIEさんといく日本最北のキャンプ旅【北海道 ・礼文島】後編

今回の旅先は北海道にある日本最北の離島、礼文島。
Instagramでアウトドアやライフスタイルを発信するYURIEさんが、ずっと行くことを夢見たキャンプ場へ。そのチャレンジをHondaキャンプが応援します。

1泊2日の旅の目的は、「日本最北のキャンプ場」に泊まること。キャンプの一番の醍醐味は「自然」と語るYURIEさん、日本最北の地のキャンプ場と礼文島の自然をYURIEさんの視点でお届けします。

果たしてその目的は達成できたのか・・・。最果ての地への旅が始まります。
キャンパー紹介
YURIEさん

YURIEさん

アウトドアクリエイター。アウトドアやライフスタイルに関連した、商品企画・デザイン・コラボレーションなど、多岐にわたって活動中。自身のインスタグラム(@yuriexx67)を通じて、ライフスタイルを発信し、多くの支持を得ている。「過ごしていて気持ちのいい場所」を求め、国内外問わず各地を旅する。

今回使用したクルマ: N-BOX JOY ※純正アクセサリー装着車

そよ風吹く心地よい朝の時間

朝日と鳥のさえずりで自然と目を覚ました。
朝、ファスナーを開ける瞬間が好き。それに家を出る日の朝と違って、「あ、もうここにいるんだ」って朝の景色が思い出させてくれるから。朝の澄んだ空気をダイレクトに感じられるのは、テント泊だけのご褒美だと思う。テントで迎える朝は爽やかさが違う気がする。
自分だけのプライベートスペースを自然の中につくって、そこで自由な時間を過ごすって、どんな高級リゾートに泊まるよりもわたしにとっては価値のあること。
わたしはいつもわくわくや刺激を求めてるから、キャンプ場も毎回違う場所に行きたいんだよね。きっとわたしは欲張りなんだと思う。ただ寝るだけじゃ嫌で、眠りにつく瞬間まで体験していたいのかも。
あ、ウミネコが歩いてる。キャンプ場でウミネコが歩いてるなんて、見たことない景色かも。昨夜も鳥の鳴き声が聴こえてたな。夜寝ていると、テントを揺らす風や雨音だけでなく、夜行性の鳥や野生動物の気配まで感じることがある。だって布1枚しか外との隔たりがないからね。わたしは今、ここに棲む野生動物と同じように自然の中で寝ているんだって。そうやって自然をより近くに感じられるのがテント泊の醍醐味であり、わたしがキャンプ場を目指して旅をするようになったことにもつながっている。
野生動物に出会ったり、そこに咲く花や草木を愛でることがまさにわたしにとっての自然体験であって、それによって「ああ、帰ってきたな」とか、「わたしはここにいていいんだ」という感覚になれる。
だから昨日レブンウスユキソウを見れたことはわたしにとってはとても価値のあることで、さらに今日は野生のアザラシを見に行けるなんて。
でも、そんなに気軽に出会えるものなのかな?

大切なキャンプ道具たち

はやる気持ちを落ち着かせるためにもまずコーヒーを淹れよう。わたしの朝の時間はいつもコーヒーを淹れることから始まる。
キャンプって五感が研ぎ澄まされるっていうけど、本当にそうかも。澄んだ空気の中だからか、立ちのぼるコーヒーの香りがより強く感じられて、いつもよりぐっとおいしくなる。それにちょっとした道具1つで、より美味しくなるのも「自分が発見した」って感じがしてうれしい。
どのキャンプにも共通して持っていく調理道具まわりは特に思い入れがあって、汚れたり壊れたりしたらなるべくリペアをして使っている。ホーローが欠けたカップは、自分で補修して使っているし、鉄板を入れるケースも汚れやすいから、藍染をして汚れが目立ちにくくしたりとか。
使えば使うほど愛着がわくし、自然と自分のスタイルが決まってくる。そして新しい道具を迎える時は、今のスタメンの道具たちとの相性で選ぶことが多いかな。
キャンプをするようになってもう10年か。キャンプデビューは、父が持っていたキャンプ道具を一式借りてやったっけ。テントはツールームになっていたから自分一人ではちゃんと立てられなくて、それに古くて加水分解もしていたので自分の道具をちゃんと買わなきゃってなって。それで真っ先に買ったのがハンモックだったな(笑)
そこから少しずつ自分の道具を揃えていった。
その頃はまだ「キャンプに行くぞ!」っていう感じだったけど、次第に旅の中心にキャンプがあるっていうスタイルに変わってきた。キャンプのための道具とキャンプ旅の道具はちょっと変えていて、その使い分けが楽しい。今回のようなキャンプ旅の時は片付けを楽にしたいからライトなラインナップ。たとえば普段はコットを使って寝たいけど、キャンプ旅の時はエアマットだけにしたり。
最近、ライトなキャンプ旅スタイルにも大好きなハンモックを気軽に持って行きたいなと思っていて、今一番欲しいアイテム。ゆらゆら揺られてはコーヒーを飲む、そんなチルな時間もたまらないよね。
コーヒーも飲んだし、そろそろ片付けようかな。頭の中は次のことでいっぱい。そう考えると、わたしは同じ場所でのんびり過ごすのがけっこう苦手かもしれない。もちろんチルの時間も好きなんだけど、ちょっとで満足できる。それよりは移動して常に新鮮さを味わっているほうが好き。やっぱり欲張りなのかな、わたしって。
そろそろ出発の時間。テントもエアマットもシュラフも、全部の荷物を平置きできるってやっぱり広いなー、このクルマ。
さあ、今日はどんな刺激的な出来事が待っているかな。
そういえば、初めて北海道を旅したのもキャンプがきっかけだったな。キャンプが好きになって、キャンプするためにクルマを買って、せっかくクルマがあるなら北海道に行ってみようって。だって北海道はキャンパーの憧れの地だから。青森からフェリーで函館に上陸して、気の向くままにキャンプしながら北海道をまわったのは思い出深い。あれがキャンプ旅の最初の一歩だったかもしれない。
北海道はいろいろな面でわたしの原点になってるような気がする。
今回使用したクルマ: N-BOX JOY ※純正アクセサリー装着車

  • ※走行中は安全のため、シートベルトをお締めください。
  • ※安全のため、走行の際は後方視界をしっかり確保してください。
  • ※このコンテンツは、2025年8月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。