ありのまま、自然と心地よさを。YURIEさんといく日本最北のキャンプ旅【北海道 ・礼文島】後編

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更新日:2025.08.31

帰路へ、最北の旅の終わりに思うこと

フェリーターミナルまで16kmか。14:20のフェリーだから、まだ少し時間はあるね。最後にちょっとだけ海を眺めていこうかな。
帰りたくないな。
出航30分前になってようやく稚内に向かうフェリーが入港。この船には、これから礼文島を旅する人たちが大勢乗っているんだね。良き旅になりますように。
フェリーにクルマを積んだら、そのまま甲板に上がって礼文島に別れを告げよう。
離れるにつれ、礼文島が雲海の中に隠れていく。なんだか島そのものが幻だったみたい。でも、確かにわたしはあの憧れの地でテントでダイレクトに自然を感じながら過ごせたんだ。「最北の地でキャンプしてきたよ」って早く誰かに言いたいな。こんなチャレンジなかなかできない。でも確かに行けてよかった。まるで夢のような2日間だった。
あ、ウミネコがフェリーに乗ってきた。朝キャンプ場にいたウミネコじゃないよね? 君もこうやって旅を続けてるんだね。
曇っていた空に、利尻島のシルエットが見えてきた。利尻島も国立公園なんだよね。国立公園って本当に広いから、一度行っただけじゃ足りないなっていつも思う。次は利尻島も行ってみたいし、まだ歩いていない礼文島を歩いて、ウミネコたちと一緒にキャンプをまたしたい。
旅が終わると、もう次の旅のことを考えてる。
ほらね、ちょっと欲張りなんだ、わたしって。
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