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2001 モトクロス世界選手権シリーズ
  第11戦 ドイツ
 
  2001年 8月19日開催 前のレースへ | 次のレースへ  
  天候:曇り後晴れ 気温:22.4℃ コースコンディション:ナチュラルハード/スリッピィ 観客:15,000人  
     
  F.ボレー、2度の転倒から追い上げて6位のゴール  
 
 
決勝の序盤、4番手につけるボレー ヘルメットには、今大会のTV放映用の小型カメラを付けるボレー 決勝の朝、チームのスタッフと打ち合わせするボレー 日曜日の朝のウォームアップでは2番手のタイムを出したボレー
 
 

ハードでスリッピィなコンディションの第11戦ドイツ大会。ボレーはフロントに20インチタイヤを装着し、予選5番手。決勝では序盤に4番手に付けるが3番手のP.バイラー(Yamaha)が転倒、それを避けようとしたボレーがスリップして転倒。その後にも再びスリップダウンを強いられ、14番手まで後退したが、それから激しいプッシュを続けて6位でのゴールを果たす。

 
   

第9/10戦、そして第11戦と3週連続で開催されたドイツ大会は、スツッツガルトの北東に約70キロに位置するガイルドルフ。ヨーロッパ的なナチュラルコースだが、土質が粘土質の為に、晴れればカチカチのハード路面となり、雨が降ると歩くのでさえ困難なほどにツルツルと滑る。しかし今回は、開催前にコース場の土を一旦掘り起こす作業が行われており、水撒きも行われた為に、ホコリも少なく、以前よりはベターなコンディション。またスタート位置も変更されている。土曜日の午前中は、どんよりとした曇りだったが、午後からは天気も回復して、コースは再び固くなり、特に走るライン上は、カチカチのコンディション。

ボレーは、中盤戦あたりからマシンのセッティングも決まり、彼本来の走りが戻りつつあり、タイムも上昇中。しかし今度はコースとのトラクショントラブルが相次ぎ、決勝レースでは苦戦をしいられている。そのため今大会は、練習から色々なタイヤをテストしながら、2回のフリー走行ではトップ2のタイムをマークと、好調な滑り出しを見せた。そして予選では、決勝の35分+2周を想定したタイヤをチョイスして、終盤に2分01.761秒の5番手のタイムをマークして、決勝に挑む。トップタイムはリーダーのM.ピション(Suzuki)が1分59.946秒、2番手には第10戦スイスで初勝利を飾ったC.フェデリッチ(Yamaha)が2分00.492秒、3番手に地元ドイツのP.バイラー(Yamaha)が2分01.064秒、そして4番手には何とオーストリア・ローカルライダーのM.ミラノビッチ(Yamaha)が2分01.421秒と健闘。

決勝
ボレーはスタートの第1コーナー手前で、行く手を阻まれて若干に遅れてしまったが、コーナーの出口から第2コーナーまでアウトラインを抜けて、再びポジションをアップして、オープニングラップは4番手と好位置に付ける。トップはリーダーのピション、そしてC.リード(Kawasaki)、バイラー、そしてボレー。しかし4ラップ目にバイラーがラインを変えて転倒、すぐ後ろにいたボレーは、それを避けようとしたが、スリッピィなコースにフロントが取られて転倒。ポジションは一つ下げて5番手で継続するも、トップとのギャップは5秒に広がる。そして次の5ラップ目に再びスリップダウンを強いられたボレーは、ポジションを14番手まで後退してしまう。しかし、ここからボレーの追い上げが凄かった。2ラップで4人をパスして10番手にアップ、そして中盤には8番手、更に終盤には6番手まで追い上げる激しいプッシュを見せてゴールした。トップは逃げ切ったピションが8勝目、そしてランキング2位のG.クロカードはスタートの第2コーナーで転倒して12位のゴールとなり、2人のポイント差が92ポイントとなって、ピションは残り3戦を待たずに初タイトルを決定した。

 
 

F.ボレー(6位)
3週間前の第9戦から勝てるというフィーリングがあるのだが、今大会も残念ながらバッドラックだった。これはしょうがない That's Racing だからね。今日はフロントに20インチのタイヤを履いたが、フィーリングは好かったので、次のレースではリアの18インチもテストする予定だ。

 
       
 
     
  モトクロス世界選手権 250cc 第11戦 結果表  
 
POS RIDER MAKER LAPS TIME
1 M.PICHON Suzuki 20 41'11.156
2 C.REED Kawasaki 41'15.759
3 J.COPPINS Suzuki 41'20.680
4 Y.DEMARIA Yamaha 41'20.433
5 J.AUBERT Yamaha 41'44.506
6 F.BOLLEY Honda 42'01.626
7 C.DUGMORE Ktm 42'04.554
8 C.FEDERICI Yamaha 42'06.235
9 D.THEYBERS Ktm 42'06.615
10 P.PAGET Honda 42'09.691
11 J.VEHVILAINEN Honda 42'11.473
12 G.CROCKARD Honda 42'11.848
13 M.JONES Honda 42'27.751
14 J.CEPELAC Yamaha 42'29.254
15 P.IVEN Kawasaki 42'49.259
16 A.ZANNI Honda 42'51.362
17 L.FREIBERGS Honda 42'52.303
18 C.NUNN Husqvarna 42'55.587
19 M.HUCKLEBRIDGE Kawasaki 43'00.432
20 M.KADLECEK Suzuki 19 41'31.789
21 M.KOVALAINEN Yamaha 41'34.010
22 D.DENIL Kawasaki 41'34.534
23 T.KLUTZ Kawasaki 41'37.906
24 E.BLIKSTAD Suzuki 41'38.688
25 P.BEIRER Yamaha 41'43.268
26 D.ATKINS Yamaha 16 35'13.311
27 P.NIJS Honda 35'50.660
28 B.MANNEH Yamaha 41'20.214
29 J.MORRIS Honda 12 26'49.303
30 M.MILANOVIC Yamaha 1 3'29.474