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2001 モトクロス世界選手権シリーズ
  第6戦 ベルギー
 
  2001年 5月27日開催 前のレースへ | 次のレースへ  
  天候:晴れ 気温:17℃ コースコンディション:ナチュラル・ハードサンディ/ドライ 観客:21,000人  
     
  F.ボレー、序盤にリードを奪うも2位でゴール!  
 
 
決勝、5ラップ目にリードを奪ったボレー 予選では2番手のタイムをマークしたボレー 普段は車やRRのレースで使われるピットBOX 表彰台、2位のボレー(左)
 
 

今年で2回目の開催となるスパ・フランコルシャン。予選2番手のボレーは、スタートから逃げるM.ピション(Suzuki)と、テールトゥノーズのバトルを展開し、10分前後にはトップを奪いレースをリードする。しかし15分前後には再びピションがリードを奪い返すというデッドヒート。ボレーは、腕あがりが生じてペースが上がらず、2番手キープに切り替えてゴールした。今年はスロースタートを強いられたボレーだったが、いよいよ本領発揮。ランキングも4番手まで浮上した。

 
   

第6戦ヨーロッパGPは、F1も行われる公道サーキットとして有名なベルギーのスパ・フランコルシャンで行われた。昨年にオープンしたサーキットだか、アウトドアモトクロスのハイスピードとSX的なジャンプを盛り込んだ、新しいタイプのレイアウト。今年はスタート地点や、若干のレイアウトを変更、またコース上には多くの砂を導入して、安全面とテクニカルな部分も盛り込んだサーキットとなった。パドックは、もちろんアスファルトで既存のガレージを使用と、いつもとは違ったモトクロスグランプリ。

前大会のドイツではポールポジションを奪ったF.ボレー、今大会も好調で2回目の練習では、5番手の2:02.466秒。そして40分間で行われる予選では、リーダーのM.ピション(Suzuki)と、ボレーのし烈なポールポジション合戦が展開した。ピションは序盤にトップタイムをマークしたが、中盤にはボレーが更にタイムを縮めてポールポジションを奪う。しかしラスト1周には再びピションがタイムを縮めてポールを獲得し、ボレーは惜しくも2番手で終了した。ボレーのタイムは2:00.192秒、そしてポールのピションは、コンマ5秒リードの2:59.663秒。天気は晴れ、コースコンディションはドライ。

決勝
ホールショットはポイントリーダーのピション、そしてボレー、J.コピンズ(Suzuki)、M.マスキオ(Kawasaki)、P.バイラー(Yamaha)と続く。ボレーはオープニングラップからトップのピションの背後に迫り、早くもふたりのデットヒートがハイペースでスタート。ボレーは、1ラップ目にベストラップをマークしながら、ピションにテールトゥノーズ。そして5ラップ目にはピションをパスしてトップに浮上すると、2番手のピションとのリードを徐々に広げつつあった。更に第2集団のバイラーとのギャップも約5秒に広がっていた。しかしボレーは、約15分前後に突然のうで上がりを生じ、ペースが上がらず。2番手のピションは、再びボレーを捕らえてリードを奪い返し、ボレーはペースをキープしながらも2番手のポジションを終盤までキープしてのゴールとなった。3位には8番手からスタートしたオージーのC.リードが、ラスト2ラップにコピンズをパスして初の表彰台。ボレーはランキングを8番手から4番手にジャンプアップした。

※WMX250のC.ナン(Hqv)、ガソリンコントロールでポイント剥奪
5月27日にベルギーのスパで開催されたWMX第6戦ヨーロッパGP。ここでFIMによりガソリンのコントロールが行われ、M.ベルブーツ(Yamaha/500cc)、K.グンダーセン(KTM/125cc)、C.ダグモア(KTM/250cc)、C.ナン(Hqv/250cc)、他2名らのマシンからサンプルが搾取されていたが、6月14日のFIMからリリースによると、ナンが使用したガソリンからは規定以上の鉛分とオクタン価が摘出された。1週間後の6月21日のリリースで、ナンが第6戦で獲得した8位のポイントは無効となり、賞金の返却と検査費用も支払う事になった。

マキシマム規定量は、0.005g/l(鉛)で、90(オクタン)。
ナンからの摘出量は、0.140g/lで91.1と言う事であった。

 
 

F.ボレー(2位)
スタートからとてもいい走りが出来たし、もちろん勝ちたかったけどね。でも5ラップ目にリードを奪ってから、腕あがりとなったので、これはスピードをキープする事に切り替えた。マシンもOKだし、チームもOK、あとはこの突然のうで上がりの原因をみつけて、クリアすれば、次は勝てるよ。6月にはグランプリがないけど、10日に行われるAMAサウスウイックのレースに参戦を予定している。

 
       
 
     
  モトクロス世界選手権 250cc 第6戦 結果表  
 
POS RIDER MAKER LAPS TIME
1 M.PICHON Suzuki 19 39:36.415
2 F.BOLLEY Honda 40:04.696
3 C.REED Kawasaki 40:07.038
4 J.COPPINS Suzuki 40:08.406
5 P.BEIRER Yamaha 40:18.153
6 G.CROCKARD Honda 40:26.697
7 C.FEDERICI Yamaha 40:31.156
8 L.FREIBERGS Honda 40:49.144
9 D.THEYBERS Ktm 40:49.612
10 J.VEHVILAINEN Honda 40:56.098
11 J.AUBERT Yamaha 40:58.967
12 C.DUGMORE Ktm 41:02.491
13 P.COOPER Yamaha 41:18.759
14 P.IVEN Kawasaki 41:24.531
15 M.KOVALAINEN Yamaha 41:32.513
16 M.MASCHIO Kawasaki 41:34.541
17 E.BLIKSTAD Suzuki 41:46.810
18 A.ZANNI Kawasaki 18 39:53.803
19 T.KLUTZ Kawasaki 39:59.373
20 P.PAGET Honda 40:08.488
21 D.DENIL Kawasaki 40:20.972
22 K.NEMETH Ktm 40:29.144
23 D.ATKINS Yamaha 40:48.390
24 J.RODRIGUES Honda 40:48.435
25 C.GODRIE Yamaha 9 20:10.443
26 P.NIJS Honda 21:56.666
27 J.MORRIS Suzuki 1 2:56.876
28 M.BARTOLINI Kawasaki 3:40.075
29 P.GONCALVES Honda 9:11.462
C.NUNN Husqvarna 19 40:32.755