後半戦のスタート。チェコのブルノで開催された第10戦チェコGPは、3クラスともに激しい熱戦が繰り広げられた。500ccクラスでは、予選2番手スタートのV.ロッシが、M.ビアッジ(Y)と激しい接戦を演じ、ビアッジが転倒し脱落して独走優勝を果たした。2位にクリビーレ、3位にカピロッシが入り、第2戦南アフリカGP以来、今季2度目の表彰台独占となった。ロッシは、この優勝で、ランキング2位のビアッジとの差を29点として、初タイトルに大きく前進した。250ccクラスは、予選2番手スタートの加藤大治郎がホールショットを奪ったが、原田哲也(A)、M.メランドリ(A)に交わされて惜しくも3位。しかし、ポイントでは依然として2位の原田に35点差と、優勝は果たせなかったが、ロッシ同様、初タイトルに貴重な表彰台をゲットした。125ccクラスは、シリーズ中盤から調子を上げているエリアスが今季2勝目。5戦連続で表彰台に立ち、ランキングでもトップに浮上。3クラスともに、Honda勢がポイントリーダー。3クラス制覇に向けて絶好の後半戦のスタートを切った。
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