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2001 AMAスーパークロスシリーズ
  第10戦 ミネアポリス(ミネソタ州)
 
  2001年 3月17日開催 前のレースへ | 次のレースへ  
  天候:晴れ  気温:昼4℃/夜−7℃ コースコンディション:ドライ(屋内) 観客:55,077人  
     
  ラ・ロッコが3位入賞!
2位走行中のラスク痛恨のエンスト
 
 
 
3位をゲットしたラ・ロッコ ラスクはトップのカーマイケルを猛追 トーテリは16番手から挽回して6位
 
 

カーマイケルがスタート・トゥ・フィニッシュで7連勝、マクグラスに次ぐ3位にはラ・ロッコが入賞した。序盤からトップグループが混戦になり、5番手からスタートしたラスクが、7周目にマクグラスをかわして2位浮上。その後ラスクは、独走中だったカーマイケルに急迫し4秒差まで追い詰めたが、12周目にコース脇のスポンジに接触し、エンストで脱落。次の周には転倒を喫し、さらにポジションを下げたラスクは7位に終わる。トーテリはスタート16番手から追い上げ、6位まで挽回した。

 
   

前戦のデイトナで表彰台の2位、3位を占めたHonda勢は、上昇気運を維持したままミネアポリスSXに臨んだ。常夏のフロリダとは打って変わり、内陸でしかも北部のミネソタは寒さが厳しい。それでもメトロドームの館内は、暖房と5万5千人の観衆の熱気により、ホットなレースを予感させるムードに満ちていた。

決勝でホールショットを取ったのは、ポイントリーダーのカーマイケル。これに続いたフェリー、ビーラマン、ラ・ロッコ、ラスク、マクグラスらが、序盤から激しいポジション争いを展開する。トーテリはスタートに失敗し、1周目のコントロールラインを16番手で通過した。

4周目にはビーラマンが転倒で脱落し、トップグループはカーマイケル、フェリー、マクグラス、ラスク、ラ・ロッコというオーダーに整理される。このポジションから猛烈なダッシュをかけたラスクが、7周目にマクグラスとフェリーをかわし、2番手にジャンプアップ。5秒ほど前を走るカーマイケルに狙いを定め、ラスクの猛追が始まった。

ラスクの早めのアタックがカーマイケルとの差を徐々に縮め、そのマージンは4秒を切るまでに接近した。ミネアポリスには、今シーズンでも最も深い部類に入るフープスがレイアウトされていたが、レースが後半に差しかかり、これからという12周目、この難所でラスクのマシンがコース脇のスポンジバリアに接触。その際にエンジンをストールさせて、後続に抜かれてしまう。その次の周には転倒で8番手まで後退。この2度にわたるミスで、ラスクは今季初優勝のチャンスを逃してしまった。

これでトップのカーマイケルの優勢は決定的となり、2位にはマクグラス、3位にはラ・ロッコと変わる。一時は7秒の大量リードを築いたカーマイケルだが、終盤は余裕のペースダウン。セーフティリードを保ったままチェッカーを受けたカーマイケルに、マクグラスとラ・ロッコが続いた。

ラ・ロッコは今季3度目の3位入賞。ニューオリンズ以来3戦連続の表彰台と安定している。スタートの出遅れを挽回したトーテリが6位、ラスクが7位という結果だったが、ラスクが序盤から中盤に見せたチャージには、十分優勝に手が届くスピードがあっただけに、まさに痛恨のミスだった。

 
 

M.ラ・ロッコ(3位)
スタートが良かった。ずいぶん上手くなったみたいだ。序盤は混戦だったけど、落ち着いてからは他のライダーのミスで3位まで上がった。マクグラスを捕まえようとしたんだけど、周回遅れが邪魔してチャージできなかった。マシンのポテンシャルは優勝できるのに十分だから、表彰台の中央に行かなくちゃいけないんだけど、ラスクと二人でHondaが毎週表彰台の一角を占めているのは良かった思う。自分の後ろには常にウィンダムがいて、序盤はかなりプッシュしてきたね。17周目くらいからやっとあきらめたみたいだったけど……。マクグラスを抜こうと中盤からペースを上げたつもり。でも、今日のコースはあまりオプションがなくて、タイム差が無かったね。フープスが難しくて、ミスしたライダーが多かったけど。

E.ラスク(7位)
ラ・ロッコやマクグラスを抜いて、2位に上がった後、エキサイトしてカーマイケルを捕らえようと思い切りチャージした。なぜならラップタイムが短いから(52秒ほど。通常は1分前後)レースが早く終わるので、早めの勝負を心がけたんだよ。今日は予選ヒートで転倒して、セミファイナルも走ったから、フープスのいいラインを見つけておいたんだけど、少しラインがアウトに寄りすぎて、スポンジバリアをヒットしてエンスト。その後タイミングセクションで転倒し、頭が真っ白になってしまった。勝利の匂いは感じているし、自分のスピードが十分速いのは自覚しているんだけど、ミスしてちゃダメだよね。今日はオレが一番速かった、という手応えを感じている。カーマイケルにもあんなに迫っていたのに、残念でならない。

 
       
 
     
  AMAスーパークロス 第10戦 結果表  
 
POS RIDER MACHINE
1 R.CARMICHAEL Kawasaki
2 J.McGRATH Yamaha
3 M.LA-ROCCO Honda CR250R
4 K.WINDHAM Suzuki
5 T.FERRY Yamaha
6 S.TORTELLI Honda CR250R
7 E.LUSK Honda CR250R
8 D.HUFFMAN Yamaha
9 M.BYRNE Kawasaki
10 K.LEWIS Yamaha
11 H.VOSS Honda CR250R
12 R.REYNARD Yamaha
13 J.THOMAS Husqvarna
14 J.ROY Honda CR250R
15 R.SKAGGS Suzuki
16 D.DEHAAN Honda CR250R
17 T.CAMPBELL Suzuki
18 J.POVOLNY Jr. Honda CR250R
19 C.JOHNSON Kawasaki
20 D.VUILLEMIN Yamaha