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2001 AMAスーパークロスシリーズ
  第9戦 デイトナビーチ(フロリダ州)
 
  2001年 3月10日開催 前のレースへ | 次のレースへ  
  天候:晴れ一時曇り  気温:昼23℃ コースコンディション:ドライ 観客:未発表  
     
  Honda勢の上昇気運を象徴するラ・ロッコ2位!ラスク3位!  
 
 
前戦に続き表彰台をゲットしたラ・ロッコ ラスクの調子も上向いてきた 好スタートのトーテリは8位に終わる 3位ラスク(左)2位ラ・ロッコ(右)
 
 

ポイントリーダーのカーマイケルが、スタート・トゥ・フィニッシュで優勝。表彰台の両サイドはHonda勢が固め、2位にラ・ロッコ、3位にはラスクが入賞した。レースは序盤にしてカーマイケルの独走態勢となったが、後半になって2番手のラスクと、スタート8番手から追い上げてきたラ・ロッコによるバトルが激化。18周目にラスクのミスを突いたラ・ロッコがこの競り合いに勝ち、今季2度目の2位入賞を果たした。

 
   

デイトナスーパークロスは、シリーズの中で最もユニークなラウンドだ。野球やフットボール用のスタジアムで、ナイターで行われる他のラウンドとは異なり、唯一ここだけはサーキットで日中に開催される。会場となるのは、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ。ここは30年前にスーパークロスの原形が発祥した地であり、その伝統により30台という出走台数など、昔ながらのレース形式が今も守られている。サーキットのグリーンに設けられたコースは、ラップタイムが通常のスーパークロスの1.5倍になる長さで、テクニックだけでなく体力が求められるレースである。

長く苦しい決勝レースは、カーマイケルのホールショットで始まった。2番手以下にはトーテリ、フェリー、ビーラマン、ラスクと続く。ラ・ロッコは8番手と出遅れ、背後にマクグラスのマークを受けながらの追撃開始となった。好スタートを切ったトーテリだが、序盤のトップグループのハイペースに合わせることができず徐々に後退、5周目には8位までポジションを落としてしまった。

トップのカーマイケルは早々と独走態勢を築き、2位争いはフェリーとラスクによって展開される。このバトルが激しくなったのが、8周目から10周目にかけて。一度前に出たラスクをフェリーが抜き返すシーンもあったが、10周目にはラスクが2番手の座をひとまず確保。その頃には追い上げてきたラ・ロッコが3番手に浮上し、ラスクを視界に捉えていた。

終盤に入り、依然としてトップを快走するカーマイケルは、16秒のリードを得てクルージングに入る。一方ラスクとラ・ロッコの間隔は15周目あたりから接近し、激しい2位争いとなった。そして迎えた18周目のコーナー手前で、ラスクがあわや転倒というミスを喫し、ベストラインを外した隙をラ・ロッコが突く。残る2周でラスクの反撃を振り切ったラ・ロッコが2位、ラスクが3位でフィニッシュした。

Honda勢が表彰台に2人並び立つのは、今季初めての戦果。ポイントリーダー、カーマイケルの連勝を止めるのは、この2人のどちらかだ。

 
 

M.ラ・ロッコ(2位)
予選ヒートではいいスタートが切れたのに、決勝ではそれが生かせなかったね。またしても出遅れて、10番目あたりだったのかな?そこから追い上げて2位でフィニッシュできたことは、ベストを尽くした結果だし満足している。このコースはサンドで荒れていたし、とても難しいコンディションだったけれども、自分に有利な点があるとしたら、ライン取りがよかったことと、あとは体力だろう。まだまだ走れたよ。デイトナは長くて苛酷なレースだと人は言うけれど、オレがトップのカーマイケルに追い付くためには短かすぎたようだ。終盤はラスクとのバトルになったけれど、オレの方がいいラインを持っていたのでアドバンテージになったようだね。2戦連続でポディアムに上がるのは今年になって初めてだけど、このリズムをキープしてポイントを稼いでいきたいと思う。

E.ラスク(3位)
ラ・ロッコに抜かれたのはフープスの次のコーナーで、コケそうなミスもあって彼にイン側の轍を取られてしまったんだ。すぐに抜き返そうとトライしたけれど、周遅れやコースの荒れで落ちてきていた自分のペースを取り戻すことができなかった。終盤まで2位を走っていながら、ラ・ロッコに抜かれてしまったのは残念だけれど、デイトナで3位という結果は悪くないと思う。今の自分にとっては大きな自信になるし、これをきっかけにもっと上位のリザルトを毎週残せるようになりたい。今シーズンは不運なレースが何度かあって、チャンピオン争いからは脱落してしまったけれど、自分の存在を示すためにも優勝したいし、その力は十分にあると思っている。

S.トーテリ(8位)
今日の自分にはスピードがなかった。それがすべて。スタートに成功して、1周目はカーマイケルのすぐ後ろにつけたんだけれども、ハイペースで走ることにとても不安を感じていた。案の定、3周目か4周目に3連ジャンプを飛べなかったり、ミスが増えてきたので、クラッシュするよりも最後まで走り切ることが大事だと考えて、少しペースを落としたんだ。そしたら周りのライダーに次々と抜かれてしまったけれど、自分の状態を考えるとどうしようもなかった。デイトナ用にセッティングしたマシンの調子も良かったし、体調も100%だった。あと10周あっても走れたぐらいスタミナは残っていた。ただ、この2週間ほどカリフォルニアに雨が降り続いて、スーパークロスコースでの走り込みが全然できなかった。それが今日のスピード不足の原因だと思う。

 
       
 
     
  AMAスーパークロス 第9戦 結果表  
 
POS RIDER MACHINE
1 R.CARMICHAEL Kawasaki
2 M.LA-ROCCO Honda CR250R
3 E.LUSK Honda CR250R
4 D.VUILLEMIN Yamaha
5 T.FERRY Yamaha
6 J.McGRATH Yamaha
7 K.WINDHAM Suzuki
8 S.TORTELLI Honda CR250R
9 H.VOSS Honda CR250R
10 D.HUFFMAN Yamaha
11 K.LEWIS Yamaha
12 J.ROY Honda CR250R
13 S.LAMSON Husqvarna
14 J.THOMAS Husqvarna
15 K.JOHNSON Yamaha
16 M.BYRNE Kawasaki
17 D.DEHAAN Honda CR250R
18 R.CLARK Yamaha
19 M.DUBE Ktm
20 B.STONE Kawasaki
21 J.POVOLNY Jr. Honda CR250R
22 J.WILSON Yamaha
23 C.JOHNSON Kawasaki
24 T.CAMPBELL Suzuki
25 C.STILES Ktm
26 G.LANGSTON Ktm
27 R.REYNARD Yamaha
28 K.CRINE Honda CR250R
29 M.CRAIG Honda CR250R
30 S.RONCADA Kawasaki