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2001 スーパーバイク世界選手権シリーズ
  第9戦 アメリカ(ラグナセカ)
 
  2001年 7月8日開催 前のレースへ | 次のレースへ  
  天候:晴れ 気温:22℃ コースコンディション:ドライ 観客:91,000人  
     
  エドワーズ、表彰台逃すも両レースで6位と健闘
ランキング2位を堅持!岡田忠之は8/11位
 
 
 
ラグナセカでもHonda、WGP500勝イベントが催された ラグナセカ名物のコークスクリューを駆ける岡田(左) エドワーズは6/6位もランキング2位を堅持 岡田は8/11位に終わった
 
 

アメリカのラグナセカで開催された第9戦アメリカ大会は、快晴に恵まれ、両レースで地元アメリカのB.ボストロム(D)が優勝。地元で優勝を狙ったエドワーズは、第1レースで6位。第2レースでも6位と、残念ながら表彰台を逃すも、ランキング2位を堅持。逆転チャンピオンに向けて貴重なポイントを獲得した。今季からスーパーバイクに移り、ラグナセカを7年ぶりに走った岡田忠之は、好走するも第1レースでは接触でポジションを落として8位。第2レースでは7位を走行していたが、痛恨のオーバーラン。ポジションを落とし11位と残念な結果に終わった。この大会は、ディフェンディングチャンピオンのエドワーズを筆頭に、両レースを制したボストロム(D)などの活躍もあり、アメリカラウンドでは最高の9万人以上の観客を集めた。

 
   

ワールドスーパーバイク第9戦アメリカ大会は、ヨーロッパからアメリカ大陸へと舞台を移し、カリフォルニアのラグナセカサーキットで開催された。

この大会は、日本大会同様、地元アメリカ勢と、ワイルドカード組が、地元の利を生かしてライバルを圧倒する。8戦を終えてチャンピオンシップをリードしているベイリス(D)。それを47ポイント差で追うエドワーズにとっては、是が非でも負けられない大会。今季のチャンピオンシップを見据え、ホームグランプリでの熱い走りに期待が集まった。

一方、岡田忠之は、94年のWGP250cc以来、ラグナセカを走るのは7年振り。スーパーバイクでは初めての走行となるが、登り調子ということもあって、エドワーズ同様、その走りに注目が集まった。

予選初日、暫定PPを獲得したのは、B.ボストロム(D)で、以下、ボストロムの弟でスポット参戦のE.ボストロム(K)、ベイリス(D)と続き、エドワーズが4位。エドワーズは、マシンのセットアップがうまくいかず苦労したが、セッション終了間際に好タイムを出し、辛うじて4位に入った。

対して、久しぶりのラグナセカとなった岡田の初日は、そのほとんどが、サーキットに慣れることに費やされた。ラグナセカは、起伏の大きな難コースで、攻略するのに時間がかかるサーキット。それだけに初日は13番手と出遅れたが、それまで苦労して来たフロントのグリップの感触が徐々に良くなっており、2日目のタイム更新に大いに期待が持てる内容だった。

そして迎えた2日目の予選。暫定PPのB.ボストロムが依然として好調。2回目の予選、スーパーポールともに完璧な走りで今季2回目のPPを獲得。以下、N.ホジソン(D)、T.コルサー(A)、E.ボストロム(K)がフロントローを獲得。エドワーズ6位。2日目になってタイムを上げてきた岡田が8番手と、優勝を狙える位置でスーパーポールに挑むことになった。

そのスーパーポールで、エドワーズはポジションアップを果たせず6番手。しかし、決勝に向けマシンのセットアップも進み、地元の大会で最高のレースを見せると、自信をみなぎらせていた。

岡田は、予選初日の13位から2回目の予選で8番手に浮上。スーパーポールでは9位にポジションダウンしたが、決勝に向けて好感触。本番での巻き返しに期待が集まった。

迎えた決勝日。快晴に恵まれたラグナセカは、気温こそ20度前後とあまり暑くはならなかったが、陽射しが強く、路面温度は50度前後まであがることが予想された。そして決勝前のウォームアップではエドワーズがトップタイム。岡田5番手と、本番での快走に期待が集まった。

第1レース、ホールショットを奪ったのは、N.ホジソン(D)。T.ベイリス(D)、T.コルサー(A)、B.ボストロム(D)と続いた。2列目スタートのエドワーズは7番手、3列目からスタートを切った岡田は、1コーナーで他車と接触して13番手までポジションを落とす苦しいスタート。2周目には、5番手を走行していた柳川明(K)がスリップダウン、それにP.キリ(S)が巻き込まれてともにリタイヤするという激しい戦いとなった。

そしてレースは、中盤までホジソン(D)がリード。コルサー(A)、ボストロム(D)と続き、この3台がトップ集団を形成。終盤になってコルサー(A)はペースが上がらず優勝戦線から脱落。その後方にいたボストロム(D)がコルサー(A)を交わすと、首位を走るホジソン(D)も抜き去ってトップに浮上。そのままトップを守りきって優勝を飾った。

その後方で4位争いをしていたエドワーズは、中盤に、ラグナセカ名物のコークスクリューでオーバーランでポジションを落とし、6位でフィニッシュ。序盤出遅れた岡田は、最終的に8位までポジションを上げてゴールすることになった。

第2レースは、第1レースの優勝で勢いに乗るボストロム(D)が、序盤からペースを上げて2レース連続で地元アメリカ大会を制した。エドワーズは、思うようにペースが上がらず、序盤から苦しい戦いで6位。岡田は予選3列目から好スタートを切って序盤はトップグループの後ろにつけたが、中盤にコークスクリューでオーバーラン。悔しい11位に終わった。

 
 

C.エドワーズ(6/6位)
今日は残念な結果に終わってしまった。第1レースは、序盤からフロントタイヤに振動が出てペースを上げることが出来なかった。第2レースでは、それを解決しようといろいろとセッティングを変えて試みたのだが、いい結果にはつながらなかった。とにかく、どこのコーナーでもトラクションがかからなくて、スライドコントロールするのが大変だった。地元グランプリで表彰台に立てなかったのは残念。だが、チャンピオンシップを考えれば両レースで6位というのは、貴重なポイントを得たと思っている。次のブランズハッチでは、気持ちを切り替えて、再び、優勝を目指したい。

岡田 忠之(8/11位)
第1レースでは、いいスタートが切れたのだが、一周目に接触して大きくポジションを落としてしまった。それから頑張ってポジションを上げていったが、フロントのグリップが完全ではなく、厳しいレースになった。第2レースは、コーリンと同じで、リヤのトラクションに苦しんだ。ラグナセカを走るのは久しぶりで、最初はコースに慣れるのに時間がかかったが、セッティングが完全ではなくて、最後まで完全に攻めきれなかった。路面温度が低いときはいいのだが、陽が高くなって路面温度が上がるとフィーリングが変わるし、難しいレースだった。次のブランズハッチは初めて走るサーキットだが、残り4戦なので、なんとしても好結果を残したい。

 
       
 
     
  スーパーバイク世界選手権 第9戦 結果表  
 
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■RACE 1
POS RIDER TEAM MACHINE TIME GAP
1 B.BOSTROM Team Ducati L&m Ducati 40'32.161
2 N.HODGSON Gse Racing Ducati 40'33.498 1.337
3 T.CORSER Aprilia Axo Team Aprilia 40'35.084 2.923
4 T.BAYLISS Ducati Infostrada Ducati 40'48.890 16.729
5 E.BOSTROM Kawasaki Motor C. Kawasaki 40'50.586 18.425
6 C.EDWARDS Castrol Honda Honda VTR1000SPW 41'02.923 30.762
7 R.XAUS Ducati Infostrada Ducati 41'05.610 33.449
8 T.OKADA Castrol Honda Honda VTR1000SPW 41'06.532 34.371
9 D.CHANDLER Kawasaki Motor C. Kawasaki 41'07.799 35.638
10 J.TOSELAND Gse Racing Ducati 41'09.778 37.617
11 R.LACONI Aprilia Axo Team Aprilia 41'10.121 37.960
12 G.LAVILLA Kawasaki Racing Team Kawasaki 41'16.522 44.361
13 B.PARKES Ducati Ncr-endoug Ducati 41'19.517 47.356
14 S.MARTIN Dfx Racing Ducati 41'21.278 49.117
15 G.BUSSEI Ducati Ncr-endoug Ducati 41'28.231 56.070
16 L.PEDERCINI Team Pedercini Ducati 41'34.003 1'01.842
17 R.ULM Gerin Wsbk Team Ducati 41'38.503 1'06.342
18 P.GODDARD Benelli Racing Benelli 41'39.263 1'07.102
19 M.SANCHINI Team Pedercini Ducati 41'47.060 1'14.899
20 M.BORCIANI Team Pedercini Ducati 41'47.155 1'14.994
21 B.STEY White Endurance Honda 41'52.216 1'20.055
--- CLASSIFIED ---
R S.CHAMBON Team Suzuki Alstare Corona Suzuki 25'01.791 11Laps
R J.MRKYVKA Jm Sbk Team Ducati 18'22.556 16Laps
R M.CRAGGILL Pacific Team Ducati 10'34.724 21Laps
R F.DI MASO Team Kawasaki Bertocchi Kawasaki 6'18.667 24Laps
R A.YANAGAWA Kawasaki Racing Team Kawasaki 3'00.830 26Laps
R P.CHILI Team Suzuki Alstare Corona Suzuki 3'02.514 26Laps
R J.RODRIGUEZ Team Ghelfi Art Honda 28Laps
 

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■RACE 2
POS RIDER TEAM MACHINE TIME GAP
1 B.BOSTROM Team Ducati L&m Ducati 40'31.320
2 T.CORSER Aprilia Axo Team Aprilia 40'33.680 2.360
3 N.HODGSON Gse Racing Ducati 40'46.630 15.310
4 T.BAYLISS Ducati Infostrada Ducati 40'49.448 18.128
5 E.BOSTROM Kawasaki Motor C. Kawasaki 40'49.904 18.584
6 C.EDWARDS Castrol Honda Honda VTR1000SPW 40'50.126 18.806
7 J.TOSELAND Gse Racing Ducati 40'50.399 19.079
8 A.YANAGAWA Kawasaki Racing Team Kawasaki 40'50.717 19.397
9 R.LACONI Aprilia Axo Team Aprilia 41'02.067 30.747
10 R.XAUS Ducati Infostrada Ducati 41'05.419 34.099
11 T.OKADA Castrol Honda Honda VTR1000SPW 41'06.116 34.796
12 S.CHAMBON Team Suzuki Alstare Corona Suzuki 41'15.743 44.423
13 S.MARTIN Dfx Racing Ducati 41'19.623 48.303
14 B.PARKES Ducati Ncr-endoug Ducati 41'31.388 1'00.068
15 P.GODDARD Benelli Racing Benelli 41'32.323 1'01.003
16 R.ULM Gerin Wsbk Team Ducati 41'42.865 1'11.545
17 M.BORCIANI Team Pedercini Ducati 41'54.981 1'23.661
18 M.SANCHINI Team Pedercini Ducati 41'59.463 1'28.143
19 M.CRAGGILL Pacific Team Ducati 41'59.935 1'28.615
20 B.STEY White Endurance Honda 40'32.400 1Lap
21 J.MRKYVKA Jm Sbk Team Ducati 40'49.098 1Lap
22 J.RODRIGUEZ Team Ghelfi Art Honda 41'36.347 1Lap
23 F.DI MASO Team Kawasaki Bertocchi Kawasaki 41'37.898 1Lap
--- CLASSIFIED ---
R G.BUSSEI Ducati Ncr-endoug Ducati 40'02.110 1Lap
R D.CHANDLER Kawasaki Motor C. Kawasaki 13'47.738 19Laps
R G.LAVILLA Kawasaki Racing Team Kawasaki 8'56.852 22Laps
R P.CHILI Team Suzuki Alstare Corona Suzuki 1'35.248 27Laps
R L.PEDERCINI Team Pedercini Ducati 28Laps