F1世界選手権 CARTチャンピオンシップ・シリーズ全日本GT選手権ロードレース世界選手権全日本ロードレース選手権モトクロス世界選手権全日本モトクロス選手権AMA スーパークロストライアル世界選手権全日本トライアル選手権ル・マン/マン島/鈴鹿8耐
Honda ホームページへ
MotorSports
HondaRacing Topへ
Honda Racing SBK
スケジュールへ ランキングへ
2001 スーパーバイク世界選手権シリーズ
  第3戦 オーストラリア(フィリップアイランド)
 
  2001年 4月22日開催 前のレースへ | 次のレースへ  
  天候:雨 気温:12℃ コースコンディション:強風、ウエット   
     
  豪雨と強風のレースを制したHonda!
エドワーズと岡田がSBKでは3年ぶりの1、2フィニッシュ!
 
 
 
悪天候の中、今季2勝目を挙げたエドワーズ 9番グリッドから2位フィニッシュの岡田 ポディアムで喜びの岡田(左)とエドワーズ(右) 雨の中、声援に応える岡田
 
 

台風並みの大荒れのレース。豪雨と強風の中で行われた第3戦オーストラリア大会は、エドワーズが前戦南アフリカ大会に続いて優勝を飾り今季2勝目。岡田忠之も2位と大健闘、今季初表彰台を獲得した。

第1レースは、Castrol Hondaとしては、99年のブランズハッチ以来の1、2フィニッシュ。オープングラップで岡田(H)がトップに踊り出て、ベイリス(D)、エドワーズ(H)がそれに続いた。その後、エドワーズが前の二人を抜いてトップに立ち、岡田もそれに続き、今季初の1、2フィニッシュ。完走したのが半分という大荒れのレースで、Honda勢が圧勝した。今季2勝目を挙げたエドワーズは、これでランキングポイントで3位に浮上した。

また、第2レースは、さらに激しくなった雨と風のために中止となった。

 
   

ワールドスーパーバイク第3戦オーストラリア大会は、メルボルン郊外のフィリップアイランドで開催された。前回南アフリカでは、第1レースで優勝したが、第2レースでリタイヤに終っていたエドワーズ、2レースともリタイヤに終っていた岡田ともに、万全の体制で勝利を目指した。

予選初日は、地元のT.ベイリス(D)が同じく地元のT.コルサー(A)とトップ争いを繰り広げ、暫定ポールを獲得した。

エドワーズは、朝のフリー走行でトップタイムを出したが、予選では遅いマシンにひっかかりクリアラップが取れず、5番手。過去2戦ツキに見放され、ポイントのない岡田は、得意のフィリップアイランドに自信を見せていたが、岡田もエドワーズ同様、遅いマシンにひっかかり7番手で初日を終了。ともに不本意なスタートとなったが、2人ともマシンの状態もタイヤも好感触。2日目の挽回に期待が膨らんだ。

2日目は生憎の雨模様。スーパーポールは、悪天候のため、30分12ラップで争う特別ルールで行われた。エドワーズは、スーパーポールで、ポールポジションを狙える好走を見せるも、最終コーナーで痛恨のミス、3番手から決勝スタートを迎えることになった。しかし、決勝ではどんな天候になっても万全と、2戦連続の勝利に自信を見せた。

前日、雨が降らなければいいタイムが狙えると言っていた岡田だったが、スーパーポールに失敗。9番手にポジションダウン。3列目からのスタートに残念な様子だったが、500cc時代には優勝を飾っているサーキットだけに、決勝ではいい結果が出せると闘志を燃やしていた。PPは、地元の意地を見せたT.コルサー(A)が獲得。

第1レースは、完全なウェットレースとなった。まず岡田がオープニングラップに9番グリッドからトップに踊り出た。しかし、すぐにベイリス(D)とエドワーズが岡田を捕らえた。ベイリス、エドワーズ、岡田の順で2周目に入り、エドワーズが、ポールポジションからスタートしたベイリスをパス。トップに立つとそのまま首位をキープし、後続に4秒差をつけ、今季2勝目を飾った。

岡田は、14周目でベイリスをパスし2位に浮上。そのままの位置をキープしチェッカーを受けた。今季初フィニッシュを2位で決めた岡田。ピットは歓喜に包まれた。Castrol Hondaの1−2フィニッシュは1999年のブランズハッチ以来。3位には、ベイリス(D)が入った。

大雨と強風のレース。チェッカーを受けたのは、わずか半分という荒れたレースだったが、優勝したエドワーズは、チャンピオンシップポイントでも3位に浮上した。第1レースで1−2フィニッシュを果たし、Honda勢にとっては、第2レースにも期待がもてたが、折からの大雨のため、第2レースは取りやめとなった。ディフェンディングチャンピオンのエドワーズがコースをチェック、コース内に川が出来るなど、レースができる状態ではないことを確認、中止が決定した。

 
 

C.エドワーズ(1位)
大変なレースだった。オープニングラップでとにかく前に出なくてはと思った。トップに立ってからは、そのままキープできるように集中して、優勝を目指した。6周目あたりからスタート/フィニッシュラインにオイルがあって危なかった。マシンは完璧に走ってくれたし、ミシュランもとても貢献してくれた。

岡田 忠之(2位)
とにかくチェッカーを受けたかった。雨が降ったので何が起こるか分からなかったけど、少しでも前でゴールできるチャンスはあると思っていた。マシンは完璧だったし、過去2戦の成績が成績だっただけに、チェッカーを受けられてとてもうれしい。この天候の中、コーリンとの1−2フィニッシュができて、チームにとっても、とても素晴らしい一日になった。

 
       
 
     
  スーパーバイク世界選手権 第3戦 結果表  
 
| RACE 2へ |
■RACE 1
POS RIDER TEAM MACHINE TIME GAP
1 C.EDWARDS Castrol Honda Honda VTR1000SPW 1'47.071
2 T.OKADA Castrol Honda Honda VTR1000SPW 1'47.218 4.455
3 T.BAYLISS Ducati Infostrada Ducati 1'48.276 22.884
4 A.YANAGAWA Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'48.958 49.731
5 B.PARKES Ducati Ncr-endoug Ducati 1'49.208 1'17.183
6 T.CORSER Aprilia Axo Team Aprilia 1'49.497 1'17.998
7 P.CHILI Team Suzuki Alstare Corona Suzuki 1'51.341 1'38.610
8 S.CHAMBON Team Suzuki Alstare Corona Suzuki 1'51.761 1'39.639
9 R.ULM Gerin Wsbk Team Ducati 1'51.652 1Lap
10 M.CRAGGILL Pacific Team Ducati 1'52.480 1Lap
11 N.HODGSON Gse Racing Ducati 1'52.294 1Lap
12 S.MARTIN Dfx Racing Ducati 1'51.887 1Lap
13 A.MAXWELL Kawasaki 1'54.249 1Lap
14 J.TOSELAND Gse Racing Ducati 1'55.835 1Lap
15 J.MRKYVKA Jm Sbk Team Ducati 1'55.707 1Lap
--- CLASSIFIED ---
R B.BOSTROM Team Ducati L&m Ducati 1'53.292 2Laps
R G.BUSSEI Ducati Ncr-endoug Ducati 1'50.100 6Laps
R M.SANCHINI Team Pedercini Ducati 1'54.832 6Laps
R M.MALATESTA Team Kawasaki Bertocchi Kawasaki 1'52.582 8Laps
R G.LAVILLA Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'49.797 9Laps
R M.BORCIANI Team Pedercini Ducati 2'03.717 11Laps
R J.BORJA Panavto Yamaha Team Yamaha 1'49.938 12Laps
R R.XAUS Ducati Infostrada Ducati 1'46.456 14Laps
R W.NOWLAND Gerin Wsbk Team Honda 1'58.620 15Laps
R B.STEY White Endurance Honda 1'59.267 15Laps
R H.IZUTSU Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'51.561 18Laps
R R.LACONI Aprilia Axo Team Aprilia 1'51.864 18Laps
R J.NORMOYLE Suzuki 2'11.824 19Laps
R L.PEDERCINI Team Pedercini Ducati 1'58.969 20Laps
DNS L.HOLON Team Kawasaki Bertocchi Kawasaki
 

| RACE 1へ |

※RACE 2は悪天候の為、中止となりました。