筑波大会前に行われたSBKでダブルウィンを飾り、絶好調の玉田が優勝候補の筆頭にあげられていた。玉田は金曜日のテスト1回目に転倒してしまうが、ダメージはなく順調にマシンセットアップを仕上げていた。山口はSBKを走っていないため今季初レース、慎重な滑り出しで5番手に付けた。
今季から予選時間が45分と延びたこともあり、入念なセットアップを繰り返しながらのアタックとなった。最終予選、ポールポジションを狙う玉田が転倒、アタックのタイミングを逃しながらも6番手に食い込んだ。山口は9番手スタートとなる。上位7番手までがレコード更新ラッシュから決勝へと期待がふくらんだ。
テスト、予選、決勝と晴天が続いたが、決勝日が最も暑く路面温度も50度近くまで上昇した。SBはサバイバルレースとなり、トップに立った渡辺(S)、3番手に付けていた辻村が転倒する波乱となった。玉田はレース前半7番手に付け、終盤には3番手まで浮上、トップ争いへと持ち込んだ。トップの梁(S)、2番手に芹沢(K)、3番手玉田の争いから芹沢が転倒脱落。梁、玉田の一騎打ちとなると見られたが時間切れとなり、梁が勝ち玉田は2位でチェッカー。3位吉川(Y)となった。
山口は決勝朝のフリーで2番手となり期待を集めたが、スタート出遅れから走りのリズムを崩し10ラップで転倒リタイヤとなってしまった。桜井ホンダの武田は確実に走り5位へと食い込んだ。
GP250は今季からワークスマシンが1台も走らないクラスとなり、激戦が予想されていた。予想通りの激しい戦いからV2を目指す中冨が予選で接触転倒、左頚骨開放骨折でレースをキャンセルするショッキングな幕開けとなった。レースは関口(Y)、小山(Y)、大崎(Y)、亀谷(Y)の戦いとなり、大崎(Y)が初優勝を飾った。Honda勢トップは5位に酒井。
125は高校2年生の高橋がテスト、予選、決勝朝のフリーとトップタイム。決勝も独走優勝を飾り、パーフェクトウィンを飾った。
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