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2001 F1世界選手権シリーズ
  第16戦 アメリカGP(インディアナポリス)
 
  2001年 9月30日開催 前のレースへ | 次のレースへ  
  天候:晴れ 気温:22℃ コースコンディション:ドライ  
     
 
    ※10月26日、FIAの裁定が取り消され、J.トゥルーリの4位が確定しました。
 
  トゥルーリが4位チェッカーも規定違反があるとFIAの裁定
この裁定によりジャン・アレジが6位入賞
 
 
 
6位入賞アレジ(前)とビルヌーブ(後) アメリカGP、スタート直後 パニスは10位完走 伝統のインディアナポリス
 
 

アメリカGP決勝レースで、ベンソン&ヘッジズ・Jordan Hondaのヤルノ・トゥルーリが、4位でチェッカーを受けた。これまで予選では抜群の速さを見せながら、レースではメカトラブルなどに泣かされてきたヤルノ。しかし今回は安定したレース運びで、4位フィニッシュを果たした。ところが、レース終了後の車検において、ヤルノの車両に規定違反があるとFIAの裁定が下り、ヤルノはレース結果から除外されてしまう。Jordan Hondaチームは、この裁定に対して直ちに控訴している。

この裁定により、チームメイトのジャン・アレジは6位。ラッキーストライク・BAR Hondaのオリビエ・パニスは10位。ジャック・ビルヌーブは、46周目リタイヤだった。

優勝はミカ・ハッキネン。フェラーリ勢とのバトルを制し、今季2度目の勝利を挙げた。

 
   

アメリカGPの予選で、ベンソン&ヘッジズ・Jordan Hondaのヤルノ・トゥルーリ、ジャン・アレジが8、9番手のグリッドを獲得した。一方ラッキーストライク・BAR Hondaのオリビエ・パニスは13番手。ジャック・ビルヌーブは初日からマシンのセットアップに苦しみ、18番手に終わった。

ミカ・ハッキネン、シューマッハ兄弟らが激烈なバトルを見せたポール争いは、結局ミハエル・シューマッハが制した。

ヨーロッパのTVゴールデンタイムに合わせて、通常より1時間繰り上げて行なわれたアメリカGP決勝。全車きれいにスタートを決めて、ポールシッターのシューマッハが真っ先に1コーナーに飛び込んで行く。しかしフロントローのはずのハッキネンは、午前中のウォームアップで赤信号を無視して、ペナルティ。予選でのベストタイムを取り消されて、4番手スタートとなってしまう。しかし2番グリッドに繰り上がったラルフ・シューマッハは出遅れ、代わりに3番手スタートのモントーヤが前に出る。しかし3周目には、バリチェロがスリップストリームを使って、モントーヤを抜き去る。

さらに5周目には、シューマッハがバリチェロを先行させる。10周目を終えた時点で、最速タイムを連発するバリチェロが、2位シューマッハにすでに5秒もの差をつけている。Honda勢はトゥルーリが9位。本戦がGP参戦200戦目となるアレジは、スタートの失敗が響いて11番手に後退。パニス14位。ビルヌーブは17位だ。

11周目。トゥルーリがジェンソン・バトンを抜いて8位へ。前を行くザウバーのハイドフェルドを追う。またアレジも、先行する2台のベネトンと接近戦を演じている。そして13周目には、1コーナーのブレーキングで鮮やかにフィジケラをパス。10位に浮上する。さらに次の周には同じ1コーナーでバトンを抜き去り、トゥルーリの後ろにつける。

24周目。ラルフ・シューマッハが全ドライバー中最初にピットイン。左リヤのタイヤ交換に手間取って、9位に後退。トゥルーリ、アレジがひとつずつ順位を上げる。その後、バリチェロ、ハイドフェルドら上位陣もピットに入っていく。これでトゥルーリは、入賞圏内の6位に。トップに立ったシューマッハは、モントーヤとテール・トゥ・ノーズの攻防を繰り広げている。

ほぼ中盤の34周目。モントーヤが、1コーナーでシューマッハをパス。トップに上がる。しかしその2周後にピットイン。5位に後退する。そして39周目に、ホームストレート上でストップ。リタイヤを喫する。この時点でラルフもすでに戦列から離れており、ウィリアムズは2台とも姿を消してしまう。

39周目。まだピットに入っていないマクラーレンのハッキネン、クルサードが1-2を形成。他車と接触してしまったビルヌーブは、左リアサスペンションにダメージを負い、46周目にリタイヤを余儀なくされてしまった。

46周目にピットインしたハッキネンは、ツー・ストップ作戦のバリチェロには先行されたものの、シューマッハの前でコース復帰に成功する。そして50周目にバリチェロがピットに入り、ハッキネンが遂にトップに立つ。この時点で、トゥルーリは6位につけている。一方アレジは8位。パニスは12位。

53周目。5位を走っていたエディ・アーバインが、ピットイン。6位のトゥルーリは、ひとつポジションアップを遂げる。さらにゴールまであと1周というところで、2位を走っていたバリチェロがエンジントラブルでストップ。これでトゥルーリは4位となり、そのままチェッカーを受けた。

優勝はミカ・ハッキネン。イギリスGP以来、今季2度目の勝利を挙げた。

ところが、レース終了後の車検において、ヤルノの車両に規定違反があるとFIAの裁定が下り、ヤルノはレース結果から除外されてしまう。Jordan Hondaチームは、この裁定に対して直ちに控訴している。

 
 

 

 
       
 
     
  F1世界選手権 第16戦 結果表  
 
POS DRIVER TEAM - ENGINE GAP/LAPS
1 M.HAKKINEN McLaren Mercedes 1:32.42.840
2 M.SCHUMACHER Ferrari + 0.11.046
3 D.COULTHARD McLaren Mercedes + 0.12.043
4 J.TRULLI Jordan Honda + 0.57.423
5 E.IRVINE Jaguar + 1.12.434
6 N.HEIDFELD Sauber Petronas + 1.12.996
7 J.ALESI Jordan Honda 1 lap(s)
8 G.FISICHELLA Benetton Renault 1 lap(s)
9 J.BUTTON Benetton Renault 1 lap(s)
10 H.FRENTZEN Prost Acer 1 lap(s)
11 O.PANIS BAR Honda 1 lap(s)
12 P.DE LA ROSA Jaguar 1 lap(s)
13 E.BERNOLDI Arrows Asiatech 1 lap(s)
14 T.ENGE Prost Acer 1 lap(s)
15 R.BARRICHELLO Ferrari 2 lap(s)
16 J.VILLENEUVE BAR Honda 28 lap(s)
17 J.VERSTAPPEN Arrows Asiatech 29 lap(s)
18 J.MONTOYA Williams BMW 35 lap(s)
19 A.YOONG Minardi European 35 lap(s)
20 R.SCHUMACHER Williams BMW 37 lap(s)
21 F.ALONSO Minardi European 37 lap(s)
22 K.RAIKKONEN Sauber Petronas 71 lap(s)
※レース後、J.トゥルーりの車両に規定違反があるとのFIA裁定が下ったが、
  Jordan Hondaチームは、直ちに控訴。
  結果、10月26日、FIAの裁定が取り消され、J.トゥルーリの4位が確定した。