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2001 F1世界選手権シリーズ
  第13戦 ハンガリーGP(ハンガロリンク)
 
  2001年 8月19日開催 前のレースへ | 次のレースへ  
  天候:快晴 気温:32℃ コースコンディション:ドライ  
     
  ビルヌーブ、アレジ完走するも、ポイント獲得ならず  
 
 
ビルヌーブは苦しみながらも9位完走 アレジはジョーダン移籍後初レースを完走 予選で5番手と速さを見せたトゥルーリ パニスは電装系のトラブルにより惜しくもリタイヤ
 
 

ハンガリーGPの決勝で、ラッキーストライク・BAR Hondaのジャック・ビルヌーブが9位、ベンソン&ヘッジズ・Jordan Hondaに移籍後初レースだったジャン・アレジは、10位完走を果たした。しかしオリビエ・パニスと、5番手スタートだったヤルノ・トゥルーリは、ともに途中リタイヤに終わった。

優勝はミハエル・シューマッハ。これで最多勝記録を樹立しただけでなく、生涯4度目のタイトルを獲得した。

 
   

ハンガリーGPの予選で、ベンソン&ヘッジズ・Jordan Hondaのヤルノ・トゥルーリが、今シーズン5度目となる5番手グリッドを獲得した。新たにチームメイトとなったジャン・アレジは、12番手だった。またラッキーストライク・BAR Hondaのジャック・ビルヌーブは10番手、オリビエ・パニスは11番手グリッドから、レースをスタートする。

ポールポジションは、フェラーリのミハエル・シューマッハが獲得した。

決勝当日も、朝から快晴に恵まれたハンガロリンク。午後2時のレース開始時には、気温は31℃まで上がった。スタート直後の1コーナーで、エディ・アーバインがコースアウト。早々に姿を消す。トップ集団では、シューマッハがポール位置をキープ。しかし2番手のデビッド・クルサードは、ルーベンス・バリチェロにかわされる。

トゥルーリはラルフ・シューマッハに次ぐ5番手。10番手のパニスはライコネンの背後にピタリと付けるが、抜きどころのないここでは相手のミスをうかがうしかない。

10周目、13番手に順位を落としていたアレジが、2コーナーでアウト側から豪快にパス。グリッド順位に復帰する。一方5番手のトゥルーリはハッキネンにピタリと背後に付けられるが、抜くチャンスを与えない。その間に、後続の数台がどんどん数珠つなぎになっていく。

しかし20周目を過ぎて車重が軽くなっても、トゥルーリのペースは速くならない。それでもハッキネン以下は、なんとか押さえつづける。24周目には1コーナーのブレーキングでインを刺されそうになるが、辛くも切り抜けた。

走行中の全マシンが1回目のピットインを終えた、ほぼ中盤の39周目。Honda勢のトップは、パニスの9番手。以下トゥルーリ、ビルヌーブ、アレジと続く。そのまま50周目前後に、2度目のピットイン。しかしその後、56周目にトゥルーリが油圧系のトラブルにより、コース脇にマシンを止めてリタイヤ。さらにその4周後には、9位走行中のパニスが電装系のトラブルにより緊急ピットイン。その後、再度コースに復帰するが、結局ピットに戻りリタイヤとなった。この時点で、ビルヌーブは9位。アレジがその後ろに続く。二人はそのまま77周を走り切って、チェッカーを受ける。アレジはジョーダン移籍後初レースを、完走で飾った。

優勝は、ミハエル・シューマッハ。これでアラン・プロストの持つ最多勝記録51に並ぶとともに、選手権2位のクルサードが3位に終わったことから、自己4度目のタイトルも確定した。

 
 

J.ビルヌーブ(9位)
今日のレースはチームにとって、とても残念な結果に終わってしまいました。当初レース用にセットアップしていたマシンは終始遅く、しかも何処か本調子じゃ無い様な気がしていました。その為にレース本番ではTカーを使うことを検討しましたが、これには最新の空力パーツが搭載されていなかったので、メカニカル・トラブルの可能性のあるマシンを選ぶか、ダウンフォースの面で不利なマシンを選ぶかの選択を迫られました。結果的にダウンフォースの面で不利なTカーを選んだ為に、9位がやっとでした。

西澤一俊 Honda Racing Development テクニカル・ディレクター
まずは、マイケルの4回目の世界チャンピオン獲得と、フェラーリのコンストラクターズ・チャンピオン獲得におめでとうと言いたいですね。彼とチームは今シーズン中、終始素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。我々に関して言えば、今日のレースは予想以下の出来でしたね。オリビエをリタイアに追いこんだ電装系のトラブルに関しては、現在原因を調査中です。残りの4戦に向けて、やるべきことが山積みです。

クレイグ・ポロック BAR Honda代表
今回は終始難しいレースでしたが、それにしても、もう少し良い結果を予想していました。特にオリビエと彼のクルーに関しては本当に残念に思います。次のレースまでには問題を解決して、万全の体制で臨みたいと思います。ジャックは粘り強く走りきりましたが、スピードがついてきませんでしたね。次のレースまでに戦闘力をアップする為に、これから頑張ります。

エディ・ジョーダン Jordan Honda代表
予選で良いポジションを得ることが出来たにもかかわらず、レースではマシンのパフォーマンス不足と給油の際の不手際の為に、またもやヤルノを落胆させてしまいました。ジャンの10位フィニッシュに関しては、新しいチームでの初めてのレースである事を考えれば、上出来だと思います。彼は終始しっかりと安定したドライビングを見せてくれましたね。残りの4戦でポイントを獲得するためには、まだまだやらなければならないことが残されています。

 
       
 
     
  F1世界選手権 第13戦 結果表  
 
POS DRIVER TEAM - ENGINE GAP/LAPS
1 M.SCHUMACHER Ferrari 1:41.49.675
2 R.BARRICHELLO Ferrari + 0.03.363
3 D.COULTHARD McLaren Mercedes + 0.03.940
4 R.SCHUMACHER Williams BMW + 0.49.687
5 M.HAKKINEN McLaren Mercedes + 1.10.293
6 N.HEIDFELD Sauber Petronas 1 lap(s)
7 K.RAIKKONEN Sauber Petronas 1 lap(s)
8 J.MONTOYA Williams BMW 1 lap(s)
9 J.VILLENEUVE BAR Honda 2 lap(s)
10 J.ALESI Jordan Honda 2 lap(s)
11 P.DE LA ROSA Jaguar 2 lap(s)
12 J.VERSTAPPEN Arrows Asiatech 3 lap(s)
13 G.FISICHELLA Benetton Renault 10 lap(s)
14 H.FRENTZEN Prost Acer 14 lap(s)
15 T.MARQUES Minardi European 14 lap(s)
16 O.PANIS BAR Honda 19 lap(s)
17 J.TRULLI Jordan Honda 24 lap(s)
18 F.ALONSO Minardi European 40 lap(s)
19 J.BUTTON Benetton Renault 43 lap(s)
20 E.BERNOLDI Arrows Asiatech 66 lap(s)
21 L.BURTI Prost Acer 69 lap(s)
22 E.IRVINE Jaguar 77 lap(s)