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2001 F1世界選手権シリーズ
  第9戦 ヨーロッパGP(ニュルブルクリンク)
 
  2001年 6月24日開催 前のレースへ | 次のレースへ  
  天候:快晴 気温:23℃ コースコンディション:ドライ  
     
  Honda勢、ビルヌーブの9位完走のみに終わる  
 
 
9位完走、ビルヌーブの走り ニュルブルクリンクを駆け抜けるHonda勢 一時は5位まで順位を上げたトゥルーリ グリッドのパニス、惜しくもリタイヤ
 
 

快晴の決勝レース。Honda勢はラッキーストライク・レイナード・BAR Hondaのジャック・ビルヌーブが9位でチェッカーを受けたが、オリビエ・パニスはリタイヤ。またベンソン&ヘッジズ・Jordan Hondaの二人もともにリタイヤを喫し、カナダに続いてノーポイントのレースとなってしまった。

優勝は、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)。弟ラルフとのバトルを制し、今季5勝目を挙げた。

 
   

ヨーロッパGPの予選で、ベンソン&ヘッジズ・Jordan Hondaのヤルノ・トゥルーリが7番手、チームメイトのハインツ・ハラルド・フレンツェンが、8番手に入った。一方、ラッキーストライク・レイナード・BAR Hondaのジャック・ビルヌーブは、1000分の1秒という僅差でトップ10入りを逃して11番手。オリビエ・パニスは13番グリッドだった。

ポールポジションは、カナダGPに続いてミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が獲得した。

この3日間で一番の快晴、そして暑くなった決勝当日。開始時点で気温は23℃、路面温度は34℃まで上昇した。

スタートは、各マシンともほぼ順調にこなす。唯一、4番グリッドのルーベンス・バリチェロが1コーナーで遅れをとって、7番手に後退。トゥルーリが6位に上がる。

序盤10周を終わって、トップはポールポジションのシューマッハ。この時点で3秒前後あった2位ラルフとの差は、その後ラルフが最速タイムを連発してジリジリと縮まっていく。一方6番手のトゥルーリは、バリチェロを押さえて快走する。そして16周目には、前を行くハッキネンがシケインでミス。トゥルーリとの差が2秒まで縮まる。

その後トゥルーリはハッキネンとの差を詰め続け、22周目にはほぼ1秒に。明らかにトゥルーリの方がペースが速いが、そこから先がなかなか抜けない。一方トップの2台も、ほぼテール・トゥ・ノーズで激しいバトルを展開する。

25周目。15番手を走っていたパニスが、ヘヤピンでコースアウト。リタイヤを喫する。そして28周目。シューマッハ兄弟が同時にピットイン。兄ミハエルがわずかに前に出て、コースイン。ラルフは間にクルサードに入られるが、まもなく抜いて再び兄弟が1−2を形成する。ところがコースアウトの際に、ラルフがピット出口のラインを横切ったとして10秒ペナルティを課され、4位に後退してしまう。

レースは40周を過ぎて、残り27周。3位のバリチェロ、6位のビルヌーブは依然としてピットに入っていない。その後44、45周目に立て続けにピットイン。これでトゥルーリは5位に上がるが、直後の46周目にギアボックスの不調を訴えてスローダウン。そのままリタイヤしてしまう。そして50周目には、フレンツェンがヘヤピン立ち上がりでスピン、コースアウト。これでHonda勢は、9位を走るビルヌーブだけになってしまった。

その後ビルヌーブは、前を行くジャガー2台を懸命に追うが、結局そのままチェッカー。Hondaはカナダに続いて、またもノーポイントに終わった。優勝はミハエル・シューマッハ。2位にファン・パブロ・モントーヤそして3位にはデビッド・クルサードが入った。

 
 

J.ビルヌーブ(9位)
今日はチームも良い仕事をしてくれたし、ボクも思いっきり攻めた。作戦も良かったしピットストップも上手くいった。全てが上手くいったのに、結果としては9位がやっとだった。レース中はマシンのバランスも良く、運転もしやすく、思った通りのドライビングが出来た。痛かったのは、タイヤの性能が十分出なかったこと。今日はどんなに頑張ってもフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムスの前を行くことは出来なかった。

西澤一俊 Honda Racing Development テクニカル・ディレクター
今日の結果では、喜んでいる者は誰もいません。特にヤルノは十分ポイント圏内にいたにもかかわらず、結局チャンスを逃してしまいました。大事なことは、何処を改良して行けば更に性能アップが可能かを、見つける努力を継続することです。次のレースは1週間後ですが、やるべきことは多いですね。全員休む暇もありません。

クレイグ・ポロック BAR Honda代表
今回のレースを通して、チームは良く頑張ってくれたと思います。ジャックは素晴らしいドライビングを披露してくれました。オリビエについてはとても残念です。急いで原因を調査し、次のレースに備えます。

エディ・ジョーダン Jordan Honda代表
本来あるはずのポテンシャルを引き出すことが出来ていません。レース毎に違うトラブルが出る為、単にイライラするだけでなく、常に原因を究明し、対策を練る事に追われています。その間にも上位3チームは益々差を広げつつありますが、まだ4位獲得は可能ですし、これからも頑張りますよ。

 
       
 
     
  F1世界選手権 第9戦 結果表  
 
POS DRIVER TEAM - ENGINE GAP/LAPS
1 M.SCHUMACHER Ferrari 1:29.42.724
2 J.MONTOYA Williams BMW + 0.04.217
3 D.COULTHARD McLaren Mercedes + 0.24.993
4 R.SCHUMACHER Williams BMW + 0.33.345
5 R.BARRICHELLO Ferrari + 0.45.495
6 M.HAKKINEN McLaren Mercedes + 1.04.868
7 E.IRVINE Jaguar + 1.06.198
8 P.DE LA ROSA Jaguar 1 lap(s)
9 J.VILLENEUVE BAR Honda 1 lap(s)
10 K.RAIKKONEN Sauber Petronas 1 lap(s)
11 G.FISICHELLA Benetton Renault 1 lap(s)
12 L.BURTI Prost Acer 2 lap(s)
13 J.BUTTON Benetton Renault 2 lap(s)
14 F.ALONSO Minardi European 2 lap(s)
15 J.ALESI Prost Acer 3 lap(s)
16 J.VERSTAPPEN Arrows Asiatech 9 lap(s)
17 N.HEIDFELD Sauber Petronas 13 lap(s)
18 H.FRENTZEN Jordan Honda 19 lap(s)
19 J.TRULLI Jordan Honda 23 lap(s)
20 E.BERNOLDI Arrows Asiatech 38 lap(s)
21 O.PANIS BAR Honda 44 lap(s)
22 T.MARQUES Minardi European 60 lap(s)